頭 と 心 が 一致 しない
- Rolf Reeves
- Sep 22, 2023
- 8 min read
パーソナリティ障害の概要
パーソナリティ障害は、個人のパーソナリティ特性が顕著で、融通がきかず、不適応であるために、仕事や学業、人づきあいに問題が生じている場合に認められる障害です。これらの社会的不適応は、パーソナリティ障害を抱える本人や周囲の人に大きな苦痛をもたらすことがあります。ほとんどの人は自分のパーソナリティ特性が適切でなく、悪い結果を招いてしまう場合に、自身の反応パターンを変えようとします。対照的に、パーソナリティ障害の人は、自分がとる反応のパターンが繰り返しうまくいかない場合や不都合な結果を招いている場合でも、そのパターンを変えようとしません。そのようなパターンは、状況に応じて調節(適応)されることがないため、不適応と呼ばれます。不適応な行動パターンの重症度と持続期間は様々です。

原因
パーソナリティ障害の種類
Aグループは奇妙または風変わりな様子を特徴とします。このグループにはそれぞれの際立った特徴をもつ以下のパーソナリティ障害が含まれます。
Bグループは演技的、感情的、または移り気な様子を特徴とします。このグループにはそれぞれの際立った特徴をもつ以下のパーソナリティ障害が含まれます。
Cグループは不安や恐れを抱いている様子を特徴とします。このグループにはそれぞれの際立った特徴をもつ以下のパーソナリティ障害が含まれます。
症状
自己同一性と自己感覚:パーソナリティ障害の人は、自分自身のイメージがはっきりせず、安定していません。つまり、自分のことをどのように捉えるかが、周囲の状況や一緒にいる人によって変化します。例えば、自分のことを残酷だと考える時期と親切だと考える時期が交互に入れ替わる人がいます。また、自分の価値観や目標が頻繁に変わる人もあります。例えば、教会にいる間は信心深いのに、別の場所では不敬で冒とく的になることがあります。自尊心の高さが現実と一致しない人もいます。
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診断
治療
治療の一般原則
パーソナリティ障害の人は、自分の行動に問題があるとは思っていない場合があるため、問題の原因が自己にあることを患者が理解できるように支援することは極めて重要です。医師は、いつ自分の行動が不適切であり、有害な結果を招いているかを患者が理解するよう支援します。医師は患者との間に協力的で互いを尊重し合う関係を築くことにより、患者が自らについてより深く知り、社会的に望ましくない不適切な行動に気づくよう支援することができます。また、自分の行動や自分と他者に対する見方を変えるには時間と努力が必要であることを患者が理解するよう支援することもできます。
すでに起きている仕事や人間関係に関する被害を抑えるため、望ましくない不適応な行動(無謀な行動、社会的孤立、自己主張の欠如、かんしゃくなど)には迅速に対処する必要があります。ときに、医師が受診中の患者の行動に制限を課さなければならないこともあります。例えば、叫んだり、脅したりするとセッションを行うのが困難になることを患者に伝える場合があります。無謀な行動をとる、自らを社会的に孤立させる、感情を爆発させる、自己破壊的であるなど、極端な行動がみられる場合は、デイホスピタルや居住型施設での治療が必要になる場合もあります。
問題のあるパーソナリティ特性(依存性、不信感、傲慢、操作的態度など)を修正するには、長い時間(通常1年以上)がかかります。このような特性を修正するために重要となるのは次のものです。
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Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAは、米国とカナダ以外の国と地域ではMSDとして知られる、すこやかな世界の実現を目指して努力を続ける、グローバルヘルスケアリーダーです。病気の新たな治療法や予防法の開発から、助けの必要な人々の支援まで、世界中の人々の健康や福祉の向上に取り組んでいます。このマニュアルは社会貢献事業として1899年にManualの名称で創刊されました。古くからのこの重要な資産は、北米以外の国と地域においてはMSD Manualの名称で引き継がれています。私たちのコミットメントの詳細は、Global Medical Knowledgeをご覧ください。
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頭と心を一致させる!2つの知性
【あらすじ】 父はアルコール中毒、母はうつ病、兄は引きこもり、という米国ランカスターの最貧困家庭で暮らしていた著者は、中学2年生の夏休みに、偶然立ち寄ったマジックショップ(手品用品店)で、店主である息子の代わりに店番をしていたルースという女性に出会う。 夏休みの間、ルースのもとに通い「欲しいものは何でも手に入るマジック」のトーレニングを受けることになった著者は、教えてもらったマジックを日々実践し、欲しいと思っていたお金や学歴、地位、名声を全て手にしていく、、、 ところが、成功にあぐらをかき、傲慢になっていた著者に不運が重なり、財産や人間関係を全て失ってしまう。 ルースのことを思い出し、約30年ぶりに思い出のマジックショップへ向かうが、店はすでに無くなっており、ルースにつながる手がかりもなかった。 あの夏休みにノートに書き留めたルースの言葉たちを読み返した著者は「心のコンパス」という言葉に下線が引かれて両端に☆星印が付けられていることに気がつく。 当時は理解出来なかったが、ルースが伝えたかった「愛」や「心のつながり」の大切さに気づき、反省した著者。 「心を開く」ことを意識すると、再び人生が好転し、幸せな成功へと導かれていく。 まるで映画のような、感動の実話。
【マジック(瞑想)の手順】※詳細は省略。 ①からだを緩める ②頭の中の声を止める ③心を開く ④なりたい自分を描く
ルースが著者へトレーニング中に語った言葉たち
【マジックの効用】 体をリラックスさせる練習をして欲しいの。 怒ったり悲しかったりしても、リラックスできるようになるわ。いまは無理だと思っても、そのうちに必ず、すぐに完全なリラックス状態に入れるようになるから。 これは覚えておくとすごく役に立つトリックなの。
【心を開く】 誰でも人生の中で痛みを感じることがあるわ。 でも、傷や痛みにはすごい目的があるのよ。心は傷ついたときに開くものなの。痛みを通して人は成長するの。難しい経験を通して大きくなるの。 だから、人生で出会う困難は全てありがたいと思わないといけないの。問題がない人はかわいそうだわ。困難を経験しない人はかわいそう。そういう人は贈り物をもらえないの。マジックを体験できないのよ。
人はみんな、人生で何を受けいれるかを自分で選んでいるの。 意識することもしないこともあるけれど、自分をどう扱うかを決めているのは自分なのよ。何を受けいれるか? 受けいれないか? 選ばなくちゃならないし、自分のために立ち上がらなくちゃならない。それができるのは自分しかないの。
【他人を傷つける人にも心を向けよう】 自分と家族と友達と、嫌いな人やそれにふさわしくない人にも、愛する気持ちを送ってみて。 他人を傷つける人こそ、一番深く傷ついているのよ。
【心のコンパス】 私たちの誰もが、人生の中で痛みを感じる状況を経験するの。 それを「心の傷」って呼ぶのよ。 それを無視するといつまでも治らない。 でもときには、心に傷を負ったときこそ、心が開くものよ。 心の傷が一番の成長のチャンスになるの。 困難は魔法の贈り物なのよ。
【完璧でなくても大丈夫】 何かが壊れていても、全てが壊れているわけじゃないのよ。
ジムが自分の運命を切り拓いたときのスピーチ (メディカルスクール受験者推薦委員会にて)
【受けいれられないことを 受けいれる必要はない】 それは受け入れられません。 委員会との面接を入れてもらえるまで、帰りません。お願いします。僕に資格がないのはわかっています。でも、あなたにはできるはずです。 チャンスをいただきたいだけなんです。
ルースのマジック(マインドフルネス)の本質とは何か?
【ルースが教えてくれたこと】 ルースは感情をコントロールする力や、共感する気持ちや、社会とのつながりを高め、僕を楽観的にしてくれた。自分自身に対する見方も世界への見方も変えてくれた。 そして、それが全てを一変させた。
【頭と心(思考と感情)】 頭は人間を区別し、一人一人が別の人間だということにしたがる。自分と他人を比べ、違いを見出し、限られた資源の取り分を確保する方法を教えてくれる。 でも、人は心を繋げ、分かち合おうとする。人間には違いがなく、結局僕たちは皆同じなのだと教えてくれる。心はそれ自体が知性を持つ。
そこ(心の知性)から学ぶことができれば、僕たちは何かを与えることによってのみ、何かを持ち続けることができるとわかる。 ▷ 幸せになりたければ、他人を幸せにするしかない。 ▷ 愛がほしいなら、愛を与えなければいけない。 ▷ 喜びがほしければ、他人を喜ばせなければならない。 ▷ 許しを得るには、許さなければならない。 ▷ 平和がほしければ、自分の周りに平和を生み出さなくてはならない。 ▷ 自分の傷を癒したいなら、他人の傷を癒せばいい。



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