華 姫 桜
- Rolf Reeves
- Sep 22, 2023
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愛媛の日本酒おすすめ21選味わい/用途別に紹介
愛媛のおすすめ人気日本酒6選【フルーティー・飲みやすい】
石鎚 純米吟醸酒 緑ラベル【石鎚酒造】 種類 純米吟醸酒 味わい ふくよかな味わい 香り おだやかな吟醸香 酒米 山田錦・松井三井 おすすめ用途 自分用/贈答用 合うおつまみ パスタ/焼き魚 おすすめの飲み方 冷やして/熱燗で
伊予賀儀屋 無濾過 純米吟醸酒 黒ラベル【成龍酒造】
成龍然 特別純米酒 The Plains【成龍酒造】
京ひな 隠し剣 純米大吟醸酒【酒六酒造】
種類 純米大吟醸酒 味わい すっきり爽やかな味わい 香り 華やかな香り 酒米 山田錦 おすすめ用途 自分用/贈答用 合うおつまみ 枝豆/お刺身 おすすめの飲み方 冷やして/常温で/ぬる燗で

川亀 純米大吟醸酒【川亀酒造】
媛一会 九號 純米吟醸酒 一度火入【武田酒造】
種類 純米吟醸酒 味わい やわらかな旨味 香り バナナ系の香り 酒米 松山三井 おすすめ用途 自分用 合うおつまみ サラダ/ナッツ おすすめの飲み方 冷やして/常温で/ぬる燗で
'復活の酒蔵'から生まれた、「華姫桜 純米酒」と「クラフトジン PACHI PACHI」
近藤 幼い頃、蔵はとても活気づいていました。特に10月〜3月の酒造りのシーズンになると、杜氏さんや蔵人さんたちが各地から集まってくれて、朝の5時6時に、ボイラーが「ボーッ」と発する音が目覚まし代わり。朝は、蒸し上がった米の状態を確かめるために「練り餅」を作って神棚に上げるのですが、僕も1つ2つ作ってもらって、それが朝食でした。そんな日々がとても好きだったので、物心ついた頃から、将来は自分も酒造りをするだろうと思っていたんです。そして大学で醸造学を学び、経験を積むためにアルコールメーカーに勤めて地元に戻ったのですが、以前と蔵の雰囲気が違うんです。父に直接聞くのが憚られたので、社員の方に尋ねてみると、もう数年、酒造りはしていないよ、と。聞けば、卸がメインになっていました。そこで私もトラックに乗り、配達をするようになるわけですが、やっぱり腑に落ちなくて、「もう1度、酒を造りませんか」と提案するも一蹴される。それが数年続くと、自分も熱を失いそうになるんです。なので、酒造りもしていないのに、愛媛の酒造組合の青年部に入れていただいて、酒造りをする人たちに囲まれながらモチベーションを保っていました。
現在は、純米酒のほか、純米吟醸、純米大吟醸なども製造。
―そんな中、「華姫桜」が生まれることになったのは。
近藤 酒造りには米が必要で、酒を造る人は、毎年田植えが始まる前に、農家さんにオーダーしないといけないんです。酒造組合にいると、僕にも一応、どうするか聞いてくれるんですよね。キャンセルもできるということで、2年ほどは、オーダーして、キャンセルする、という感じだったのですが、3年目のある日、「今年は電話がなかったから、もうキャンセルできないよ」と。酒造組合の方も、僕が酒を造りたいと思っていることをわかってくれていて、あえてそう言って背中を押してくれたんです。それでも父は首を縦に振ってくれないので、自分の貯金をはたいて米を買い(と言っても小仕込みの為白米で400kg位でしたが)、配達の業務の前後、朝4時半から9時、夕方5時以降を酒造りに費やしました。今でこそインターネットを使えば、お酒の造り方をはじめ様々な情報が出てきますが、当時は酒造り=一子相伝みたいな状態だったので、すべてが手探り。それでも、すでに酒作りに携わっていた大学の同期や、1人で酒造りをしている地元の蔵元さんに心強いアドバイスをもらいながら、平成13年に何とか、最初の「華姫桜」を造り上げることができました。
「温度を変えながら、それぞれの味わいを楽しんで」と近藤氏。
―「華姫桜」。とても素敵な名前ですね。
近藤 真ん中の「姫」は、愛媛の「ひめ」から取りました。「桜」は、私の家の庭にある桜なのですが、僕が生まれる前、1970年の台風で、1度倒れかけたそうなんです。でも杜氏さんや蔵人さんたちが、藁で包んだり添え木をしたりして蘇らせてくれて。それからは毎年桜の木の下で宴会を楽しみました。そんな復活劇が、蔵のイメージにも重なって。そして「華」には、お酒のある風景を華やかにしたい、という思いを込めました。
―酒米は、「新居浜産 松山三井」。100%なのですね。
近藤 もともと、食米としても作られていたお米で、稲刈り時期が通常のお米よりちょっと遅め。稲穂の高さもあり、太陽の光をたっぷりと浴びているので、粒が大きく、味も乗りやすいお米なんです。私が酒造りを始めると知った農家の方が、「自分にも何かできることはないか」と連絡をくれたことがきっかけで、作ってもらえることになりました。天候的には難しい年だったのですが、物凄い研究家でいらして、1年目から1等級の酒米を仕上げてくださいました。麹も、私の好みでガツンとお米の味わいが楽しめるように、強めに作るなどして、理想の味に近づけました。



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