漢字 を ひらがな で 書く
- Rolf Reeves
- Sep 22, 2023
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公用文の書き方とは?漢字・ひらがなの表記ルール
▼副詞・連体詞 (例) あまり → 余り いたって → 至って おおいに → 大いに おそらく → 恐らく がいして → 概して かならず → 必ず かろうじて → 辛うじて きわめて → 極めて ことに → 殊に じつに → 実に すでに → 既に すべて → 全て たいして → 大して たえず → 絶えず たがいに → 互いに ただちに → 直ちに たとえば → 例えば ついで → 次いで つとめて → 努めて

常用漢字表にない漢字・読み方の表記方法
1.ひらがなで書く
(例) 敢えて → あえて 予め → あらかじめ 或いは → あるいは いまだ → 未だ 謳う → うたう 嬉しい → うれしい 概ね → おおむね 自ずから → おのずから 叶う → かなう 叩く → たたく 止める/留める → とどめる 経つ → たつ 為す → なす 則る → のっとる 捗る → はかどる 以て → もって 依る/拠る → よる 宜しく → よろしく 坩堝 → るつぼ
(例) 斡旋 → あっせん 億劫 → おっくう 痙攣 → けいれん 御馳走 → ごちそう 颯爽 → さっそう 杜撰 → ずさん 石鹸 → せっけん 覿面 → てきめん 咄嗟 → とっさ 煉瓦 → れんが
(例) 鼠 → ねずみ/ネズミ 駱駝 → らくだ/ラクダ 薄 → すすき/ススキ
2.読み方が同じで、意味の通じる常用漢字を使う
(例) 活かす → 生かす 威す/嚇す → 脅す 伐る/剪る → 切る 口惜しい → 悔しい 歎く → 嘆く 拓く → 開く 解る/判る → 分かる 仇 → 敵 手許 → 手元 想い → 思い 哀しい → 悲しい 真に → 誠に
3.別の言葉に言い換える
(例) 隘路 → 支障/困難/障害 軋轢 → 摩擦 竣工 → 落成/完工 捺印 → 押印 誹謗 → 中傷/悪口 逼迫 → 切迫
(例) 安堵する → 安心する/ほっとする 陥穽 → 落とし穴 狭隘な → 狭い 豪奢な → 豪華な/ぜいたくな 誤謬 → 誤り 塵埃 → ほこり 脆弱な → 弱い/もろい 庇護する → かばう/守る 畢竟 → つまるところ 酩酊する → 酔う 凌駕する → しのぐ/上回る 漏洩する → 漏らす
4.常用漢字表にない漢字のみをひらがなで書く
(例) 改竄 → 改ざん 牽引 → けん引 口腔 → 口くう 招聘 → 招へい 酉の市 → とりの市
(例) 燐酸 → リン酸 沃素 → ヨウ素 弗素 → フッ素
5.ふりがな・読み仮名を付ける
(例) 目標へ 邁 まい 進する 未来を 拓 ひら く
常用漢字であってもひらがなで書く語句
1.助詞(副助詞)・助動詞
(例) 位 → くらい 程 → ほど 等 → など(「とう」と読む際は漢字で「等」と表記)
2.補助動詞・補助形容詞
「学校へ 行く 」「映画を 見る 」など、実際の動作を表す動詞は常用漢字であれば原則漢字で表記しますが、「持って いく 」「やって みる 」のように補助的な意味として用いる動詞や形容詞はひらがなで書きます。
(例) ~て行く → ~ていく ~て頂く → ~ていただく ~て来る → ~てくる ~て下さる → ~てくださる ~て見る → ~てみる ~て欲しい → ~てほしい ~て良い → ~てよい
3.形式名詞
「うれしい こと 」「お忙しい ところ 」など、実質的な意味を持たずに形式的に用いられる名詞の場合はひらがなで書きます。
「 事 の重大さに気が付いた」「家を建てる 所 」など名詞本来の意味で使用する場合には漢字で書きます。
(例) 上 → うえ 内 → うち 事 → こと 為 → ため 通り → とおり 時 → とき 所/処 → ところ 物/者 → もの 筈 → はず 方 → ほう 訳 → わけ
4.指示代名詞
(例) 此れ → これ 其れ → それ 此処 → ここ 其処 → そこ 何処 → どこ
5.接尾語
(例) 二人共 → 二人とも 私達 → 私たち 僕等 → 僕ら 惜し気もなく → 惜しげもなく 弱味 → 弱み
6.漢字本来の意味が薄くなっているもの
(例) 有難う → ありがとう(「有り難い」は漢字で書く) お早う → おはよう 今日は → こんにちは 逆様 → 逆さま
7.当て字
(例) 何時 → いつ 如何 → いかん 思惑 → 思わく 流石 → さすが 素晴らしい → すばらしい 煙草 → たばこ 一寸 → ちょっと 普段 → ふだん 滅多 → めった
8.法令がひらがなで書かれている場合
(例) 虞 → おそれ 且つ → かつ 但し → ただし 但書 → ただし書 外/他 → ほか 因る → よる
語句によって異なるもの
1.接続詞
▼ひらがなで書く接続詞 (例) 追って → おって 且つ → かつ 然し → しかし 然し乍ら → しかしながら 又 → また 従って → したがって それ故 → それゆえ 但し → ただし 更に → さらに(副詞の「更なる」は漢字)
▼漢字で書く接続詞 (例) および → 及び ならびに → 並びに または → 又は もしくは → 若しくは
2.接頭語
(例) 御菓子 → お菓子 御願い → お願い ご挨拶 → 御挨拶 ご案内 → 御案内 ご意見 → 御意見
3.連体詞
▼ひらがなで書く連体詞 (例) 在る~ → ある~ 如何なる → いかなる 所謂 → いわゆる 此の~ → この~ 其の~ → その~
▼漢字で書く連体詞 (例) きたる~ → 来る~ さる~ → 去る~ わが~ → 我が~
送り仮名の付け方
(例) 入替え 受入れ 受渡し 打合せ 売上げ 売場 置場 買取り 切替え 組立て 締切り 仕分 立入り 手続 問合せ 取扱い 取替え 取消し 取締り 引換え 引継ぎ 引取り 見積り 申込み 持込み 呼出し 割増し
「など、等」「ため、為」「さらに、更に」などの使い分け方|公用文の漢字解説
辺り(×あたり) 当たって(×あたって) 幾つ・幾ら(×いくつ・いくら) 一斉(×いっせい) 一遍に(×いっぺんに) 今更(×いまさら) 面白い(×おもしろい) 片付ける(×かたづける) 括弧(×かっこ) 傍ら(×かたわら) 我慢(×がまん) 嫌いがある(×きらい) 殊更(×ことさら) この期に及んで(×このご) 差し障り(×さしさわり) 早急(×さっきゅう) 是非(×ぜひ) 大概(×たいがい) 大した(×たいした) 大層(×たいそう) 大体(×だいたい) 大抵(×たいてい) 駄目(×だめ) 丁寧(×ていねい) 取りあえず(×取り敢えず) 取り計らう(×とりはからう) 倣う(×ならう) 外れる(×はずれる) 無駄(×むだ) 眼鏡(×めがね) 面倒(×めんどう) 目途(×もくと) 厄介(×やっかい) 行方(×ゆくえ) 余計(×よけい) 知る由もない(×よし)
あいさつ(×挨拶) あいまい(×曖昧) 在りか(×在り処) いかん(×如何) いす(×椅子) いちず(×一途) いったん(×一旦) いろいろ(×色々) おかげ(×お陰・お蔭) けた(×桁) ごぶさた(×御無沙汰) しゅん工(×竣工) しんしゃく(×斟酌) せっかく(×折角) たくさん(×沢山) だれ(×誰) ちなみに(×因みに) 帳じり(×帳尻) ちょうど(×丁度) ちょっと(×一寸) 取りやめ(×取り止め) 何とぞ(×何卒) のっとる(×則る) ふさわしい(×相応しい) ふだん(×普段) まじめ(×真面目) ますます(×益々) 見いだす(×見出す) むなしい(×空しい) むやみ(×無闇) もくろみ(×目論見) もろもろ(×諸々)



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