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桔梗 一輪挿し

  • Writer: Rolf Reeves
    Rolf Reeves
  • Sep 22, 2023
  • 14 min read

アサガオのおしゃれなアレンジ・飾り方、アイデアまとめ10選

小学生のころ、アサガオを育てたことがある方も多いのでは…? 夏休みに「今日は咲くかな?」と早起きしたり、ラジオ体操の行き帰りに見ていたり。夏の朝の涼やかな景色が目に浮かびます。鉢や花壇でそのまま観賞するのもいいですが、せっかくなら、はかない花の命を、切り花でも愛でてみませんか。東京・六本木の花店『プランツ トータル デザイン フォルム』の田中光洋さんが、思いがけないアサガオの、新鮮な表情を見せてくれました。

知っておきたい! アサガオのこと

なぜ、朝にしか咲かないの?

アサガオって、朝の光を感じて咲く、と思っていませんでしたか? じつは、不正解! アサガオには、体内時計のような機能があって、前日の夕方に暗くなったことを感知し、それから約10時間後に花開くんですって。命の営みって、すごいですよね。

江戸時代には大ブームが2度も!

黄蜻蛉立田葉紅切咲

黄桔梗渦葉水色桔梗八重

青斑入糸柳葉茶覆輪細切采咲

アサガオはいつから日本で咲いているの?

茎から花を切り、あしらうときのポイント

アサガオを、素敵に飾りたい!

朝の食卓で。たった今咲いた一輪を愛でる

みずみずしい果物とともに

ひんやりと涼しげな、花のグラス

白いアサガオを浮き花で愛でる

アサガオの姿を生かして、和のあしらいに

器の片側に寄せ、余韻を響かせて

特別な存在だから、一輪挿しに

わっ、花火! 1輪で広がる、感動

アサガオの野趣をそのまま勢いよく

伸びやかに。アサガオで描く、さまざまな夏景色

花も流れる、蔓の表情も絵になる

土の匂いが似合う、夏の庭のアサガオ

はかなくモダンで、愛おしい夏の花畑

Credit

田中光洋 『プランツ トータル デザイン フォルム』主宰。 ドッグトリマーから転身し、花店でのアルバイトを経て、東京・西麻布でショップオーナーを務める。現在はフリーで活躍中。大人が楽しめる花のインテリア空間を提案している。和テイスト薫る独自のスタイルが好評で、ギフトやウエディングのほか、ディスプレイやスペースデザインも手掛ける。盆栽とフラワーアレンジを融合させた山野草盆栽は、その四季を通じた草選びやコーディネイトになごみ感があると、ファンが多い。

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切り花を長持ちさせるには?老舗生花店がお答えします

植物の葉から茎・根につながる管(導管・師管・維管束)の中は、正常なら「水の鎖」が常につながっている状態と考えてください。上記で伝えた通り、植物は葉や花から常に蒸散を行い、水分を出しています。簡単に言えば、蒸散すると一番上の水の粒が外に逃げる訳で、実はそれによって表面張力で「水の鎖」の一番下の水を上に吸い上げているのです。ですから、空気が入ったり細菌が入ったりすると、「水の鎖」が分断された状態になり、水を吸い上げにくくなるという訳です。切り花の切り口の取り扱いが重要なことがわかりますよね。

水切りなど、水を吸い上げやすい切り口にすることを、水あげと呼びます。

水切りは水の中で切れば良いわけではありません

水切りは、水あげのなかでもよく知られている方法。水に茎を浸した状態のまま水中で切り口をカットします。水切りの際、大切なポイントは3つです。

一つは、よく切れるハサミを使うこと。切れ味の悪い刃物は、茎を傷めてしまうからです。 二つめが、新しい水の中で行うこと。水の吸収をしやすい切り口にするため、切ったときに雑菌などが付着しないよう新鮮な水の中で行います。 三つめが、茎の先は斜めにカットすること。断面を広くすることで、水を吸い上げやすくします。 切り花の茎の先端から2~3センチほど上を斜めにカットしましょう。

大ぶりの花の首が垂れて来たら、深水法

バラやラナンキュラスなど大ぶりの花の首が垂れてきたときに試したい水あげが、深水法です。

水をたっぷり入れた深い容器の中に、切り花をまっすぐの状態にして立て、水圧で水を吸い上げやすくします。

水切りだけでだめなら、湯あげという方法も

水切りしただけでは、まだ元気が出ない切り花には、湯あげという方法もあります。

始めに水切りをして、花瓶の中で水に浸かってしまう部分の枝を取り除きます。茎の切り口を80度以上の熱湯につけて、茎に入っている気泡を押し出すのが、湯あげです。

湯あげの際は、花や葉を湯気から保護するために新聞紙で覆って、花をつぶさない程度にきつく巻きます。 熱湯に浸すのは、ほんの2~3センチほどの部分で、茎の断面から空気がぶくぶく出てきたら、すぐに水に入れて花を冷やして水あげします。覆っている新聞紙は巻き付けたままにして、葉が濡れない程度の水量に浸します。約2時間経てば完了。新聞紙を外して花瓶に飾ります。

ただし、湯あげに適した花材とそうでない花材があることに注意してください。 青山花茂でも、菊・霞草・ウイキョウ・ストックなどの一部の花に限定して行なっています。経験上、茎にある程度「枝っぽい」硬さがないと、効果がないと思います。

フラワーアレンジメントを長持ちさせるには?

オアシスは常に水に浸っているようにする

フラワーアレンジメントは、オアシスと呼ばれる吸水性のスポンジに花材が挿してあります。お届けの際は器から溢れない程度の水量に抑えてありますので、届いたらラッピングを外してオアシスにたっぷり水を与えます。

水やりは一日一回を目安に行います。一度に水をあげ過ぎると器から溢れてしまうので、花器の中の水位を見ながら、ゆっくりオアシスに染み込ませるように水やりをします。

オアシスは、いったん乾いてしまうと吸水しなくなりますので、乾燥してしまわないよう注意しましょう。

花や葉に直接水をかけない

フラワーアレンジメントの水やりは、オアシスに花が挿してある状態で行います。デザイン性が高い分、花や葉に水がかかりやすいのですが、直接水がかからないように注意します。

花や葉全体には、霧水を吹きかけてやると花が長持ちします。

花の種類別長持ちのさせ方

花束でいただいたバラ、カーネーションの長持ちのさせ方

いただいた花束は、すぐにラッピングや輪ゴムを外して、水切りを行います。

水や切り口に雑菌がつかないように余分な葉を取り除いてから飾ると長持ちさせることができます。 飾ったあとも、毎日の水替えでは花器のヌメリを洗い落とし、茎を斜めにカットする切り戻しで、バクテリアの繁殖を防ぎましょう。

バラの花がくたびれてきたら、先に紹介した深水法で花を休ませたりすると、元気になり長く花を楽しめることがあります。

カーネーションには、水折りといって茎を手で折る方法もあります。繊維をバラバラにして表面積を広くすることで吸収力を高めますが、その場合も、茎を水中に入れた状態で行うのがベストです。菊などもその方法で水あげを行うことがあります。

アジサイなど大ぶりな花の長持ちのさせ方

アジサイなどの大ぶりな花は、花束のメインになることも多く、できれば長もちさせたいものです。 アジサイの水あげを行う際にお勧めしたいことの一つに、「切り口を潰す」という方法があります。これは現在、青山花茂でも実際に行われていますが、茎元を上から叩き潰すというシンプルな方法です。これにより表面積が増え、茎の中の綿のようなものを取り除き、水あげをしやすくする効果があります。

それから、アジサイの水あげには、実は「ミョウバン」を使うのも良いというのを聞いたことがありますか? 水切りした切り口にミョウバンを擦り込むのです。青山花茂でも、つい最近までアジサイの水あげにミョウバンを使っていました。今は「クイックディップ」などの良質な水あげ剤に変わったものも多いですが、「アジサイにミョウバン」のように、「キキョウに塩」、「イタヤカエデに酒」、「蘭には酢」など、生花店しか知らない水あげ方法は数多くあるのです。

桜や梅、枝ごと飾る花の場合は?

桜や梅などの枝ものは、根元を割る方法(根元割り)で長持ちさせることができます。 まず茎や枝の先を斜めに切ってから、先端から数センチほどハサミで十字を入れます。硬い茎や枝を割って、水の吸収を助けてやると花の長持ちにつながります。

切り口の表面積を増やす意味では、茎の外側を「剥ぐ(はぐ)」方法もありますね。青山花茂でも、水を吸い上げづらいカエデなどは、枝を割るのに合わせて「剥ぐ」ことも行なっています。

グリーンの長持ちのさせ方

日持ちするのはどんな花?

日持ちする花でよくお尋ねいただくうち、お手入れがよければ2週間ほど日持ちするのが、トルコキキョウやカーネーション、またマム(菊)。水切り、水替えを丁寧に行うことが花を長持ちさせるポイントです。

開花した花は枯れていくものの、次から次へと開花して長く楽しむことができるのが、ユリです。華やかさと存在感があり、花束でも大変人気のある花です。

また鉢物でも人気のラン系の花、デンファレやシンビジュームは、切り花でもお手入れが良ければ、2~4週間ほど長持ちします。

反対に、あまり日持ちがしない花としては、バラ、ダリア、ガーベラなどが挙げられます。 どれも花束やアレンジメントとして人気の高い花ですが、美しく咲く期間は最大で1週間ほど。花弁が繊細な花は日持ちしませんが、その儚さもまた特徴的な美しさで、見る人を魅了する花と言えるでしょう。

どの段階で捨てる?切り花の終わり

花が下を向いてしまったら

乾燥してしまったら

切り花の捨て方は? 新聞紙や袋に包んで、生ごみで

何より大切なのは、質の良い花を選ぶこと

切り花を選ぶときの基準はさまざまですが、やはり大切なのは質の高い花を選ぶこと。長く咲く花もあっという間に見ごろを終える花も、咲いている瞬間の美しさは、質の良さに左右されます。

花は、生産の過程で栄養をしっかり吸収して、生花店で鮮度管理がしっかりされていると、買ってからも美しく長持ちします。

見極めるなら、茎の長さや太さ、葉の鮮度、花の色ツヤを確認します。茎の長さ太さは栄養をしっかり吸収しているかどうかがわかります。また、枯れる時期が近い花は、葉や花から新鮮さを感じません。野菜を選ぶのと同じように「元気そうなもの」を選ぶといいでしょう。お店に「入荷したばかりの花を」と伝えても良いかと思います。

青山花茂では、全国から質の高い花を仕入れ、徹底した鮮度管理を行っています。お客さまのもとへ届いたあと、いかに美しくその花らしい咲き姿を楽しんでいただけるかを考えて、入荷してから日が経ってしまった花をお売りすることはございません。100年前から伝わる店訓に「花を捨てるか、信用を捨てるか」を掲げ、質と鮮度にまじめにこだわることが、お客さまと長く交わしているお約束事です。 贈ったりいただいたり、自宅用に買う機会も多い切り花。季節感を室内に取り入れ、生活に彩りをプラスできる花は、ちょっとの手間をかけることで、長くその美しさを楽しめます。

この記事の監修者

1983年生まれ。港区立青南小学校、慶應義塾中等部、慶應義塾高等学校、慶應義塾大学経済学部経済学科卒業。幼少期より「花屋の息子」として花への愛情と知識を育む。2006年〜2014年まで戦略コンサルティングファーム A.T. カーニーに在籍。2014年、青山花茂本店に入社し、2019年より現職 (青山花茂本店 五代目)。 ご挨拶ページへ>

桔梗 一輪挿し

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