新 岩 絵の具
- Rolf Reeves
- Sep 22, 2023
- 6 min read
日本画画材の特徴を表す~岩絵の具~
【日本画画材の手に入る画材店】 ・ ウエマツ …東京渋谷にある日本画画材店。 https://www.shibuyamiyamasu.jp/uematsu/main.html ・ 絵の具屋三吉 …オンラインショップがあります。 神奈川県横浜市にあります。 https://www.sankichi.com/ ・ 喜屋 …自家製岩絵の具があります。 ウエマツより少し渋い色です。 http://www.yushima-shiraume.jp/shop/post_661/ などです。あと、京都にも数多くの日本画画材店があります。 ・ 彩雲堂 …日本一、水干の色数が多い店です。一見の価値あり。 https://itp.ne.jp/info/266183056300000899/ ・ 放光堂 …美紫がすごく綺麗です。

岩絵の具の原料
下記の石は 藍銅鉱(らんどうこう)、 アズライト とも呼ばれます。また 「青金石」 もあり、 これは有名な ラピスラズリ です。
「藍銅鋼」 は 群青 になり、 「ラピスラズリ」 は 天然瑠璃(てんねんるり) になります。
次に有名な緑色についてお話します。 「孔雀石(くじゃくいし)」 は マラカイト と呼ばれ、 日本画画材の中で有名な 「緑青(ろくしょう)」 の岩石です。 美しい 緑色 の岩絵の具が作られます。
赤色に行きましょう。赤色は少し複雑です。 「辰砂(しんしゃ)」「朱(しゅ)」「コチニール」 とあります。
「辰砂」 は岩絵の具で 「辰砂鉱(しんしゃこう)」 という岩石から作られています。岩石は シナバー とも言います。
「朱」 は水銀と硫黄を合成して作られた 人工的な顔料 です。 硫黄が入っているので、銀箔の近くあるいは 上に乗せると 銀箔が焼けて しまいます。
天然の岩絵の具は 「焼く」 という技法がありますが、 「朱」 は焼くと 猛毒 が出るので注意が必要です。
「コチニール」 は天然染料で カイガラムシ から 作られています。 透明感のある真っ赤な色 が 特徴的です。染料は水に溶けるので、使いやすいです。
黄色は 「金茶石」、「黄碧玉(きへきぎょく)」 から作られています。 「岩金茶」 や 「岩黄土(いわおうど)」 という岩絵の具ができます。
「黄土」 は岩絵の具の黄色の中では定番色です。
茶色は 「岱赭(たいしゃ)」 が有名です。 焼成した 金茶石 から作られています。
「岱赭」 の水干は 、 念紙(ねんし) ※下図を 本画に写すときに使う紙。 チャコールペーパー の 役割をします※を作るときに使われる親しみのある色です。
紫色では 「方曹達石(ほうそうだせき)」 という、 またの名を ソーダライト と呼ぶ岩石から作られています。
「紫雲末(しうんまつ)」 という岩絵の具が作られます。 紫雲末は私も大好きで、 粗目 の紫雲末を塗って、 上から細かい絵の具をかけるとしみ込んでいい感じになります。
黒色は 「電気石(でんきいし)」 (トルマリン)、 「黒碧玉(こくへきぎょく)」 (ブラックジャスパー)、 「黒曜石(こくようせき)」 (オプシディアン) などから作られています。
絵の中に黒を使うのが抵抗ある方も多いと 思いますが、黒は 粗目の岩絵の具 を使うと 日本画独自の風合いになり、重宝します。
白色はこれまた、複雑です。岩絵の具では ありませんが 「胡粉(ごふん)」 があります。
そのほかにも 「水晶末(すいしょうまつ)」 「方解末(ほうかいまつ)」「雲母(うんも)」 などあり、なかなか使いがいがあります。
「胡粉」 は 牡蠣の貝殻 から作られており、 その作り方は複雑極まりないです。
今は チューブの胡粉 が出回っていますが、 一度は自分で作ってみるのをお勧めします。 胡粉がうまく作れたら 一人前 とまで言われています。
「水晶末」 は 水晶 を粉にしたもの、 「方解末」 は 方解石 を粉にしたものです。
これもいろいろな用途があり、特に 方解末と胡粉 と 混ぜると、 銀箔 にの上からでも描けます。
また胡粉のぺったりした感じが ふっくらした白 に変わり、 空気感 が出ます。
「雲母」 は塗るとキラキラして、江戸時代には浮世絵の 「雲母刷り(きらずり)」 で使われました。
雲母に色を使った 光沢のある顔料 なども販売されています。
少しでも 岩絵の具の魅力 は伝わったでしょうか? もしご興味をお持ちいただければ、幸いです。
新 岩 絵の具
日本画とは、辞書を引くと「日本古来の伝統表現様式に基づく絵画」と出てきます。
日本画を描く紙は、和紙が使われることが多く、その他には絹や木、漆喰(しっくい)などを用いることもあり、墨や岩絵具、染料や胡粉(ごふん)、時には金箔なども使いながら、膠(にかわ)を接着剤として描いていきます。
1-2.西洋画とは?
西洋画(洋画)とは、辞書を引くと「西洋で発達した描画材料・技法によって描かれた絵画」と出てきます。
1-3.日本画、西洋画と区別しているのは日本だけ?
1-3-1.日本人が描く絵は皆日本画
日本初の日本画専門美術館として有名な山種美術館のサイトでは、日本画と西洋画の違いについて、こんな風にも書かれています。
「当時から、素材がどうあれ、日本人が描く絵は皆日本画であるという意見はすでにありましたが、今日に至るまで、この区別は続いています。」
1-3-2.ルーブル美術館のコレクションをオンライン鑑賞
2.岩絵具の原料となる鉱物の種類
2-1.代表的な岩絵具の色は群青と緑青
まずは岩絵具の原料となる鉱石の種類について。 岩絵具と言えば、昔は「群青(ぐんじょう)」と「緑青(ろくしょう)」だったそうです。
2-1-1.群青の原料は藍銅鉱
群青の原料となるのは「藍銅鉱(らんどうこう)」という鉱物で、英名では「アズライト(azurite)」と呼ばれています。そもそも、群青色の由来は岩絵具の群青からきていて、「青が群れ集まる」という意味があるのだとか。
2-1-2.緑青の原料は孔雀石
緑青は「明るく鈍い青緑色」と表現されていますが、原料となるのは「孔雀石(くじゃくいし)」と呼ばれる鉱物で、英名では「マラカイト(malachite)」と呼ばれています。
2-2.その他の岩絵具の原料となる鉱物
群青、緑青以外の岩絵具には、金色がかった茶色の「金茶」があり、原料は「金茶石(虎石)」、鮮やかな赤を表現する際に使われるのが「辰砂(しんしゃ)」という色で、「辰砂鉱」が原料です。
白い色を表現する際に使われるのが「方解末(ほうかいまつ)」と呼ばれる色で、主な原料は「大理石」です。
肌色は、「鉛丹(えんたん)」や「赤鉄鉱(せきてっこう)」を大理石に混ぜて作り出します。鉛丹は黄色がかった鮮やかな赤色、赤鉄鉱は赤錆色のことで英名は「ヘマタイト」です。
2-3.白を白として使わない方解末
3.岩絵具の買取なら池屋にお任せください!
皆さん、そう思われますよね。 もちろん、全ての岩絵具が買取可能なわけではありません。
ただ、孔雀石(くじゃくいし)や辰砂(しんしゃ)、藍銅鉱(らんどうこう)といった 希少な鉱物が原料となる岩絵具 は、わずか15gという少量でも数千円単位で販売されていますので、 使いかけでも買取りする価値は十分にあります 。
3-1.ご自宅やご実家で処分するものがあれば是非
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