top of page
Search

得体 着物

  • Writer: Rolf Reeves
    Rolf Reeves
  • Sep 22, 2023
  • 9 min read

祓い屋、呪い師は実在する。「箱」に纏わる奇怪な恐怖実話『実話怪談 封印匣』著者コメント・試し読み

寡作ながら強烈な「引き」を持つ著者の待望の初単著。 組が所有する物件の地下に隠された「処理部屋」。誰もいないそこから赤子の声が…「業報」 漁村の稲荷神社で失踪した少女。発見された時に握りしめていたサイコロのような箱は…「最初の箱」 蟲毒を扱う呪い師の血を引く一族。本家に祀られた厳重な封を施された小箱の正体は…「もう一つの、匣」 煉瓦造りの正方形の家の真ん中に作られた謎の空洞。そこに納められた恐るべき呪い人形…「咒いの家」 友人の家の密室に安置された黒い漆塗りの箱。中には恐ろしいものが…「箱――次は」 職場の先輩の家で見せられた「うがみさまの箱」。代々選ばれた女性が中に入るというのだが…「うがみさま」 病気の少年と少女の姿を模して作った一対の球体関節人形。少年の死後、異変が…「初戀」

著者コメント

匣。 蓋の付いた入れ物を指すそうです。 ぴっちり蓋を閉められて中を覗けないようになっているならば、形状はどうあろうがそれは匣なんでしょう。それが喩え、人の形をしていたとしても。 中を覗けないということは、中からも外を見られないということ。一体何を閉じ込めているんでしょうね。 そういう話ばかりを集めて、「本」という名の匣に収めました。封印を解いて御覧ください。

試し読み1話

最初の箱

五歳の頃であったと思う。当時、紗和は人や動物等の霊とは全く違う「人ならざるもの」をよく見ていた。 雨と一緒に空から降ってくる、手足の生えた透明なキノコ。 楽しそうにお喋りして笑う、頭部が花の女の人達。 一升瓶の頭を持つ着物を着た男。 神社の古木には紙垂で顔を隠した老人がいて、空には身をうねらせて悠々と泳ぐ龍の姿があった。 今思えば、自然霊と言われる類のものだったのだろう。幼かった紗和には、それらと「人間」との区別が付かなかった。 紗和の母はそういった資質を全く持っていなかった。そのためか、幽霊ではないおかしなモノのことを、そこに当たり前に「在る」ものとして口にする娘を持て余した。 加えてこの頃の紗和は夜驚症も酷かった。昼は訳の分からないモノの話をし、夜は絶叫して飛び起き泣き叫ぶ娘の様に次第に追い詰められた母は、ノイローゼに陥った。 それを見かねたのか、紗和を母方の伯父のところに預けるよう言ったのは祖母だった。 「目ぇはくれてやれ。お前はまだ音がある」 出発前、紗和に祖母はそう言った。いや、「音」だったのか「喉」だったのか。その辺は少し判然としないが、何分にも五歳の幼児の記憶だ。ただ、さっぱり意味は分からなかったが、とにかくそう言われて送り出されたのを覚えている。 伯父の家は背後に山を従えた海辺の小さな漁師町で、遊び場らしい遊び場もな かった。 なので紗和はよく一人で稲荷を祀る近くの神社に行った。そこには浅葱色の着物を着た青年がいて、いつも紗和の遊び相手になってくれたからだ。 その日、いつものように神社へ遊びに行くと、青年の姿が見えない。珍しいこともあるものだ。いつ来てもここにいたのに。 青年を探して視線を転じた先、境内の真ん中から「何か」が出てくるのが見えた。 瞬間、目に映る全ての色が反転した。銀塩写真のネガフィルムのような色彩はただ不気味で、ひたすらに恐ろしかった。 目の前を悠然と通り過ぎる行列。異様に大きかったり細かったりする頭の者どもが、畳でできた簡素な乗り物を担いでいる。その上には紙か布で顔を隠した人が乗っていた。 鳴り響く太鼓。しゃん、しゃん、と振り鳴らされる鈴の音。りんりん、ちんちん、と目を凝らしても姿形の分からないものが何か楽器を鳴らしている。得体の知れない恐怖に身動ぎもできなかった。 「あれに連れて行かれるより」 ――私といるほうがいい。ね? いつの間にか紗和の後ろに青年が立っていた。目の前の異形がただ怖くて、青年の言葉に何度も頷いた。 「私と一緒においで」 多分そんなふうなことを言われたと思う。その刹那、祖母の言葉が頭を過った。 『目ぇはくれてやれ。お前はまだ音がある』 「目なら! 目ならあげる!」 何度もそう言い募った。 肩を掴まれ、揺さぶられる感触で紗和は我に返った。伯父が酷く狼狽した様子で顔を覗き込んでいた。 体感にして数時間とも数十分とも思われたあの出来事が、実際はもっと時間が経っていたのだと知らされた。三日間、紗和は行方知れずだったのだ。 このとき紗和をこちら側に連れ戻すために尽力してくれたのは、伯父が住む集落の呪い師の老女で、これ以降紗和とは長い付き合いとなる。 そうして戻ってきた紗和の手の中には、一センチ四方のサイコロのようなものが握り締められていた。竹のような素材でできたそれは、振るとカラコロと僅かな音がして中が空洞であろうことが窺えた。 ――これは箱だ。そう直感した。 生還した紗和は伯父の家から自宅へ帰された。箱は帰宅してすぐ祖母に取り上げられた。寡黙ではあるけれどいつもは優しい祖母が、そのときばかりは酷く怖い顔をしていたのが鮮明に記憶に残った。 「お前は神社に行ってはいけない。そこで誰に何を言われても約束をしてはいけない」 しつこいくらいに祖母にそう言い含められ、塩と米、小豆の入った手作りの御守りを渡された。高校に上がる頃になくしてしまったが、祖母はその数年前には亡くなっていたため、それからは自ら見様見真似で作っている。 目を奉じたからだろうか、あれからあの青年に直接逢ったことはない。ただそれは紗和の目には触れないというだけで、周囲には時折目撃されているらしい。 「あの青い着物を着た人、さぁちゃんのお兄ちゃん?」 「あの人彼氏? 今時着物ってなくね?」 「お前、浮気してるだろ。何だあいつ。着物なんか着て俺のこと睨みやがって」 小学校で、中学時代、高校生になってからも、当時の友人や彼氏に度々そう言われた。 「昼間お電話したとき、御主人にもお話ししたのですが」 「御主人、凄くイケメンですね。いつも着物で、御職業が何か着物に関わることですか?」 不在時に掛かってきたセールスの電話にも対応している節さえある。コンビニでは顔見知りの店員に声を掛けられた。 身に危険が迫ると夢に現れて忠告してくれたり、対処してくれたりするので、護ってくれてはいるのだろう。 ただ、強請られる対価にちょっと困ることがたまにあるけれど。

著者紹介

ねこや堂 Nekoya-do

九州在住。実話怪談著者発掘企画「超-1」を経て恐怖箱シリーズ参戦。 現在、お猫様の下僕をしつつ細々と怪談蒐集中。B型。 主な共著に「恐怖箱 百物語」シリーズ、『追悼奇譚 禊萩』、「現代実話異録」シリーズなど。

得体 着物

作者 : 日本无微不至调查委员会 出版社: 北京联合出版公司 出品方: 后浪 副标题: 一看就会,一做就对的社交魔法图鉴 原作名: 相手もよろこぶ 私もうれしい オトナ女子の気くばり帳 出版年: 2022-3 页数: 224 定价: 52.00元 装帧: 平装 ISBN: 9787559656964

内容简介 · · · · · ·

处事够得体,人际无压力! 200余幅让人秒懂的可爱插画+113套能立刻帮到你的简单攻略 圆滑又不失可爱,周到又不过于世故 风靡日本的国民型宝藏小书 ◎ 编辑推荐 ✿ 1000名社交达人经验之作,涵盖日常社交的方方面面 答谢8例,送礼11例,拜托10例,婉拒10例,道歉11例,待客9例,着装7例,约人5例…… 本书基于1000名不同年龄段、来自各行各业的人的生活经验,选取了13个日常主题,按照具体情景配置插画和话术要点,完美适配现实生活。 ✿ 日本人气插画师特别绘制插画,让你一看就会,一做就对! 200余幅让人秒懂的可爱插画,113套能立刻帮到你的简单攻略,图文并茂,精巧可爱,让人爱不释手。 ✿ 零基础的待人接物之道,解救对'社交'瑟瑟发抖的大朋友 无论是初入大学的学生、刚刚就业的职场新人,还是'社恐'、性格内向的人都能通过本书立竿见影地改善人际关系。. (展开全部)

处事够得体,人际无压力! 200余幅让人秒懂的可爱插画+113套能立刻帮到你的简单攻略 圆滑又不失可爱,周到又不过于世故 风靡日本的国民型宝藏小书 ◎ 编辑推荐 ✿ 1000名社交达人经验之作,涵盖日常社交的方方面面 答谢8例,送礼11例,拜托10例,婉拒10例,道歉11例,待客9例,着装7例,约人5例…… 本书基于1000名不同年龄段、来自各行各业的人的生活经验,选取了13个日常主题,按照具体情景配置插画和话术要点,完美适配现实生活。 ✿ 日本人气插画师特别绘制插画,让你一看就会,一做就对! 200余幅让人秒懂的可爱插画,113套能立刻帮到你的简单攻略,图文并茂,精巧可爱,让人爱不释手。 ✿ 零基础的待人接物之道,解救对'社交'瑟瑟发抖的大朋友 无论是初入大学的学生、刚刚就业的职场新人,还是'社恐'、性格内向的人都能通过本书立竿见影地改善人际关系。此外很多日本家长也会买给孩子学习,让孩子早早掌握必备的人生技能。 ✿ 不谄媚,不勉强,不纠结,让双方都轻松的相处指南 本书推崇'不谄媚,不勉强,不纠结'的态度,致力于关系上的对等和平衡。只需要读者付出一点点努力,就能营造一种让双方都乐在其中的相处氛围。 ◎ 内容简介 面对新同学、新同事,如何找到说不完的话题? 拜托别人时,怎样才能做到让对方下次还想帮你? 招待客人时,如何让对方既感到备受款待,又舒适自在? 本书恰好能透过精致可爱的插画,给我们带来一系列令人相见恨晚的相处指南——初次见面时打破僵局的方法、表达感谢的方法、收送礼物的艺术、让对方遵守约定的技巧、让他人接受拜托的方法、不让人反感的拒绝方法、展现诚意的道歉、不需要回报的谦虚、闪闪发光的积极态度、让人还想再次光顾的招待、讨人喜欢的着装风格、给人好印象的用钱方法、传递好感的打电话和发邮件方式……交往从来就没有'标准答案',书中生动的例子也不止步于让我们有样学样,它能启发我们的思维,让我们学会举一反三,最终找到适合自己的风格。

作者简介 · · · · · ·

目录 · · · · · ·

第1章 消除隔阂的无微不至 第2章 表达感谢的无微不至 第3章 寄送和赠送时的无微不至 第4章 约定时的无微不至 第5章 拜托对方时的无微不至 第6章 拒绝和被拒绝时的无微不至 · · · · · · (更多)

第1章 消除隔阂的无微不至 第2章 表达感谢的无微不至 第3章 寄送和赠送时的无微不至 第4章 约定时的无微不至 第5章 拜托对方时的无微不至 第6章 拒绝和被拒绝时的无微不至 第7章 道歉和引起麻烦时的无微不至 第8章 表达谦虚时的无微不至 第9章 积极乐观的无微不至 第10章 招待客人时的无微不至 第11章 着装的无微不至 第12章 和金钱有关的无微不至 第13章 打电话和发邮件时的无微不至 附录 · · · · · · (收起)

 
 
 

Comments


About Xanphia

Xanphia is a blog dedicated to exploring life and sharing our experiences with our readers. Join our mailing list to stay up-to-date with our latest posts and adventures.

Join Our Mailing List

Thank You for Subscribing!

© 2021 Xanphia. Powered by Wix

  • Facebook
  • Instagram
  • Pinterest
  • Twitter
bottom of page