夏 小説 おすすめ
- Rolf Reeves
- Oct 30, 2023
- 9 min read
【話題の本】「夏を感じる小説」おすすめ8選
アンケートを通じて、編集部がセレクトした8冊から読んでみたい・読んで楽しかった一冊を、話題の本.comをご覧いただいている皆さんに投票して頂く、「話題の本ランキング」第3回目は「夏を感じる本」。 学生時代・夏休みを思い出す甘酸っぱい青春モノや、涼を感じるミステリーやホラーモノ…。夏や夏休みなどがテーマの本は様々なジャンルでたくさん刊行されていますね。そんな、夏を感じさせる本8冊を編集部がセレクトしました。 読者の皆さんが選んだベスト8をご覧ください。

第1位『夏美のホタル 』 (森沢 明夫著/角川文庫)
<投票者のコメント> ・その場所へあの川の流れる蛍の舞う山の中へ私は何度も訪れたくなり、夏美が羨ましくてなりませんでした。幼少期山の中で育った私が今も恋焦がれ追い続ける山奥の村の暮らし。ママと息子の愛、友への愛、男女の愛、近隣に住むものたちの愛、たっぷりとこの小説の中で愛に浸りました。 ・出会う人々がひとりひとり暖かい。おじいちゃんの暖かい言葉遣いが忘れられません。恋人同士の仲よりも出会う人がどんな人なのか読み進めていくうちにわかってくる、そんな面白さがありました。森沢さんの作品はドロドロしたものがなくさっぱり、でも切なくて涙するところがある。そして風景を思い描きやすい。 ・風鈴の音が聞こえ、田舎の昔からの家の匂いもして、幼き頃の夏休みに遊びに行った祖父母の家を思い出します。 ・自然描写がすごくリアルで、その場にいるような感覚になります。内容も勿論素晴らしいです。 ・夏が来るたび思い出す作品です。支え合って生きる優しさと力強さを感じます。そして、おばあちゃん家に行きたくなります。 (書籍の詳細はこちら:Amazon/honto)
第2位『真夏の方程式』 (東野 圭吾著/文春文庫)
<投票者のコメント> ・東野圭吾さんの作品はどれも大好きです。ガリレオシリーズの中でも、この作品は何度読んでも同じ所でウルウルきます。夏になると読みたくなります。 ・あの静岡での少年と湯川先生との交流、ロケット砲打ち上げるシーン素晴らしかった、又ヒロインと海に潜るシーンもとても綺麗でした ・最後の主人公の台詞に感動しました。それがどんなに辛くても、真実から目を背けてはならないということをこの本で学びました。私にとって宝物の一冊です。 ・夏ならではの設定…この前ひとつのストーリーで季節の始まりと終わりが描かれているあたりに切なさもこみ上がる。 ・福山雅治演ずる「湯川学」人情味溢れる推理で謎解きして何度観ても泣けてしまう本です。 (書籍の詳細はこちら:Amazon/honto)
第3位『風の歌を聴け』(村上春樹著/講談社文庫)
<投票者のコメント> ・村上春樹の原点であり頂点の作品だから。 ・14歳の夏、甲子園に出場したある選手が村上春樹さんの本を紹介していて、自分も読んでみたくて買った文庫本だから ・どの村上春樹の書いた小説よりもこの本が一番印象強く、好き ・村上春樹さんの故郷・兵庫県神戸市を思わせるような、異国情緒漂う街並みが美しいです ・これを読むと、たまらなくビールとフライドポテトが欲しくなります。鼠とも僕とも友達になってみたいです (書籍の詳細はこちら:Amazon/honto)
第4位『幻夏』 (太田愛著/角川文庫)
<投票者のコメント> ・とても奥が深い話で心に残りました ・まさに徹夜本。多くの人に読んで欲しい。 ・夏の思い出シーンの中に伏線が散りばめられて、気の抜けない展開で一気に読みたくなる本です ・冤罪をテーマに、法のあり方を深く考えさせられる。 ・「相棒」などを手掛ける脚本家らしく、その場面の映像が想像しやすい。 と言うよりは自然と映像が浮かんでくる感じが作品にしてのめり込んでしまいます! (書籍の詳細はこちら:Amazon/honto)
第5位『すいかの匂い』(江國 香織著/新潮文庫)
<投票者のコメント> ・もう何度も読み返してます。おもいっきり'夏'という雰囲気とは違い、ふわ~っとした、何処か懐かしく、自分たちの子どもの頃の夏の雰囲気が漂っていて何とも言えず大好きな作品です。こういう描き方ってそうそう出来るものじゃなく、読み返すごとに好きの度合いが増していきます。 ・11人の少女たちのある夏の記憶。風景や匂いなど読んでいて、どこか懐かしく感じます ・同じような経験をしたわけではないですが、心にスッと入ってくる夏の思い出を感じられます ・ 夏の爽やかさではなく、憂鬱さや気だるさに焦点を当てていている所が好きです (書籍の詳細はこちら:Amazon/honto)
第6位『夏と花火と私の死体』(乙一著/集英社文庫)
<投票者のコメント> ・子どもの夏休みに起きるストーリーとして印象強いんです ・大好きな乙一先生デビュー作 ・子供の残酷な怖さと大人の底深い怖さがある、ゾクッとする作品です ・夏の夜の子供だけの秘密がドキドキ、キラキラしてすごく斬新!タイトル通りやっぱり夏に読みたくなる本です ・16歳で執筆したとは思えないくらいの圧巻の傑作。情景がすごく浮かんできて、夢中になってしまった (書籍の詳細はこちら:Amazon/honto)
第7位『ハローサマー、グッドバイ』(マイクル・コーニイ著/河出文庫)
<投票者のコメント> ・驚天動地←この言葉がこれほど似合うSFを知らない ・SF、恋愛、青春、ミステリ、戦争と様々な要素が詰め込んであって読み応えがあります。 ・これから夏が来るたびに思い出すであろう恋愛SF小説。 ・最初は青春恋愛小説と思って読んでいましたが、終盤シリアス度が増し緊張していき、SF要素も含めた素晴らしいラストに感動しました。 (書籍の詳細はこちら:Amazon/honto)
第8位『夏のロケット』 (川端 裕人著/文春文庫)
<投票者のコメント> ・爽やかな、大人の夏休みの物語、という感じ。ロケットの知識がなくても楽しめます。読後も清涼感につつまれ、夏に読むのにぴったりな本です。 ・タイトル通り、夏に読むのがふさわしい青春小説 ・ラストシーンまで続く明るく爽やかな雰囲気などが好感 ・「わたしも火星に連れてって」ってロケット班の6人に言いたい (書籍の詳細はこちら:Amazon/honto)
もっとも多くの票を集めた作品は、『夏美のホタル 』 (森沢 明夫著/角川文庫)でした。著者である、森沢明夫さんご本人がTwitterでリツイートなどして頂いたこともあり、多くの票を獲得しました。
2位には『真夏の方程式』 (東野 圭吾著/文春文庫)がランクイン。実写化された福山雅治さんのファンの皆様から多くの票を獲得しました。3位には『風の歌を聴け』(村上春樹著/講談社文庫)が続きました。
【調査概要】 実施期間:2021年7月15日〜7月25日 調査方法:インターネット調査 投票数:69
2023年夏に読みたいおすすめな本12選!【爽やかで涼しい1冊】
マスコミには決して書けないことがある―― 都会の片隅にある踏切で撮影された、一枚の心霊写真。 同じ踏切では、列車の非常停止が相次いでいた。 雑誌記者の松田は、読者からの投稿をもとに心霊ネタの取材に乗り出すが、 やがて彼の調査は幽霊事件にまつわる思わぬ真実に辿り着く。 1994年冬、東京・下北沢で起こった怪異の全貌を描き、 読む者に慄くような感動をもたらす幽霊小説の決定版! Amazon.co.jpより引用
夏におすすめな本&小説⑤季節風 夏(重松清)
転校が決まった'相棒'と自転車で海へ向かう少年たちの冒険「 僕たちのミシシッピ・リバー」、 野球部最後の試合でラストバッターになった輝夫と、 引退後も練習に出続ける控え選手だった渡瀬、2人の夏「 終わりの後の始まりの前に」など、 美しい四季と移りゆくひとの心をテーマにした短篇集「季節風」 シリーズの夏篇。まぶしい季節に大切な人を想う、 夏の物語12篇を収録。 Googleブックスより引用
夏におすすめな本&小説⑥螢・納屋を焼く・その他短編(村上春樹)
年が明けて6月に彼女は二十歳になった。誕生日の日の夜、「僕」は彼女と寝る。彼女に長い手紙を書くと、7月の始めに返事が届いた。「大学をとりあえず一年間休学し、京都の山の中にある療養所に落ちつくことにします」とそこには書かれてあった。 7月の終り、インスタント・コーヒーの瓶に入れた螢を「僕」は同居人から受け取る。「僕」は夕暮、その瓶を持って寮の屋上に上がった。右手には新宿の街が、左手には池袋の街が見えた。瓶の底で、螢は微かに光っていた。 Wikipediaより引用
村上春樹「蛍(螢)」のあらすじと徹底考察【蛍は何の象徴だろう?】
こんにちは。 彩人です。 「村上春樹の『蛍(螢)』よくわからなかったな~」 今日はこんな方向けに記事を書いています。 僕は年間読書量の1/3が村上春樹。 そんな僕が考察しています。 よろしくお願いしま .
夏におすすめな本&小説⑦恋とそれとあと全部(爽やか青春モノ)
片想い男子とちょっと気にしすぎな女子。二人は友達だけど、違う生き物。 一緒に過ごす、夏の特別な四日間。 めえめえ(瀬戸洋平)は下宿仲間でクラスメイトの女子サブレ(鳩代司)に片想いをしている。 告白もしていないし、夏休みでしばらく会えないと思っていた。そのサブレが目の前にいる。 サブレは夏休み中に遠方にあるじいちゃんの家に行くのだが、それはある'不謹慎な'目的のためだった。 Amazon.co.jpより引用
夏におすすめな本&小説⑧銀紙色のアンタレス(窪美澄・短編)
夏におすすめな本&小説⑨夜のピクニック(恩田陸)
夏におすすめな本&小説⑩魔女と過ごした七日間(東野圭吾)
その夏、信じられないことばかり起きた。「ラプラスの魔女」シリーズ! AIによる監視システムが強化された日本。 指名手配犯捜しのスペシャリストだった元刑事が殺された。 「あたしなりに推理する。その気があるなら、ついてきて」 不思議な女性・円華に導かれ、父を亡くした少年の冒険が始まる。 少年の冒険×警察ミステリ×空想科学 記念すべき著作100作目、圧巻の傑作誕生! Amazon.co.jpより引用
東野圭吾「魔女と過ごした七日間」あらすじ&感想!【ネタバレなし】
こんにちは。 彩人です。 「東野圭吾の『魔女と過ごした七日間』ってどんな作品かな?」 今日はこんな方向けに記事を書いています。 僕は東野圭吾の読者歴25年!! そんな僕が「魔女と過ごした七日間」につい .
夏におすすめな本&小説(11)風の歌を聴け(村上春樹)
【僕はこう読んだ!】村上春樹「風の歌を聴け」【新解釈&考察!】
こんにちは。 あやとです。 「村上春樹の『風の歌を聴け』よくわからなかったな〜」 今日はこんな方向けにブログを書いています。 僕は年間読書量150冊の1/3を村上春樹。 ・村上春樹は何を言っている?( .
夏におすすめな本&小説(12)リバー(奥田英朗)
《「本の雑誌」が選ぶ2022年度ベスト10 第一位!》 同一犯か? 模倣犯か? 群馬県桐生市と栃木県足利市を流れる渡良瀬川の河川敷で相次いで女性の死体が発見! 十年前の未解決連続殺人事件と酷似した手口が、街を凍らせていく。 かつて容疑をかけられた男。取り調べを担当した元刑事。 娘を殺され、執念深く犯人捜しを続ける父親。 若手新聞記者。一風変わった犯罪心理学者。新たな容疑者たち。 十年分の苦悩と悔恨は、真実を暴き出せるのか―― 人間の業と情を抉る無上の群像劇×緊迫感溢れる圧巻の犯罪小説! Amazon.co.jpより引用
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