人 の 心 を 読める 人
- Rolf Reeves
- Sep 22, 2023
- 8 min read
心を読む能力
身体が心をあらわす You can read the mind but not the thoughts.

経典の言葉
Dhammapada Capter XXV. Bhikkhuvagga 第24章 比丘の章
Santakāyo santavāco Santavā susamāhito Vantalokāmiso bhikkhu Upasantoti vuccati
体はしづか 語 ( ご ) もしづか 心もしづか 定を得て 世間の利得 捨てし比丘 寂静者 ( ウパサンタ ) とぞ 呼ばるなる
訳:江原通子
(Dhammapada 378)
心を読む能力
ひとが何を考えているのかと分かりますか? ひとの心を読めますか? 読心術に興味はありますか? それについて、今月は考えてみましょう。 お釈迦様の六神通のなかで、三番目はcetopariya ñāṇa他心智通と言います。他人の心を読める能力、という意味です。人間にふつうに付く能力ではありません。瞑想実践によって、五根に限られている認識次元を超えなくてはいけないのです。ふつうの能力を超えた力なので、神通と言うのです。 世の中で、超能力があるのだ、神のメッセージを受信しているのだ、人の心を読めるのだ、人の過去と未来を透視することができるのだ、などなどと言って、元手なしで大々的に商売繁盛している人々もいます。お釈迦様の時代にも、そのような人々がいたのです。科学的に心の法則を語る仏教の立場から見ると、超能力商売は詐欺になります。ある日突然、なんの理由もなく、心に超越した能力が付くわけがないのです。正しい方法で努力して、心を育てるならば、話は別です。
幻覚をつくって認識と言う
読心術は怖い
読心術はあり得ない
他心智通はほんもの
心は読める/思考は読めません
念処経などでは、心を観察する方法が明確に説かれています。しかし、思考・妄想を観察する方法なんかは説かれていないのです。妄想ははじめから役に立たない嘘なので、カットするのです。 まず、自分の心を観なくてはいけないのです。それも経典に説かれているとおりに行わなくてはいけないのです。身体の観察と感覚の観察ができるようになったら、心を観察することができます。飛び級はできません。その時、「私は何を考えているのか」とは観察しないのです。「これは欲の心。これは欲が消えた時の心。これは欲が現れそうな心。これは欲が増してゆく心。これは欲が減ってゆく心」のように観察するのです。怒り・嫉妬・憎しみなどのその他の感情が起きた時も、同じパターンで観てみるのです。さらに、「これは弱い心。これは強い心。これは狭い心。これは拡大した心。これは明るい心。これは柔軟な心。これは固い心」などなども適宜に観察するのです。集中力があがっていくと同時に、心を明確に発見していくのです。さまざまな感情に支配されて、心はどのように流れるものかと観えてくるのです。心の強弱も観えてくるものです。心の揺らぎも観えてくるのです。それで自分の心を観られる達人になります。 他の生命の心も同じパターンで動くものだと発見したほうが、心の法則は分かったことになります。ですから、この達人は、他人の心の流れも観ることにします。最初はうまくいかないかも知れませんが、徐々に人の心の波を観察できるようになります。自分の心を観る時でも、思考をカットしたのです。思考を観なかったのです。他人の心を観る時でも他人の思考を観ないのです。心の流れを観るのです。現実的にできるのは、これだけです。
思考を読めるというのは嘘
思考は読めません。思考はその個人固有のものです。普遍性がまったくありません。では日本人であるあなたに、アラビア人の思考を読めますか? 読めると言うならば、アラビア語を知っているはずです。たとえ標準アラビア語を学んだことがあっても、ネイティヴ・スピーカーたちは標準語で思考・妄想しないのです。自分固有のアラビア語なのです。英語のネイティヴ・スピーカーの場合も同じことです。アラビア人どころではありません。自分が赤ちゃんの時から大事に育てた、我が子の思考は読めますか? 読めないでしょう。ではいま自分が何を考えているのかと、読み取ってみてください。考えたことが消えてしまって、別な考えに変わってしまうのです。要するに自分自身の思考さえも読めないのです。文化・経験・感情・環境・言語・生活習慣・性格などによって変わる思考は、個人固有のものです。読めるためには、何かの一貫性が必要です。何かの共通性が必要です。それはまったくありません。お箸で水を飲むようなことになります。
気持ち(感情)は読めます
正確に読む方法
正確に読む必要があるとは思えません。確実性が高ければ充分です。「あの人は怒っている」と簡単に言いますが、なんでそのように言えたのかと、調べたことは無いでしょう。それが問題です。なんとなく読めるのではなく、理論的に科学的にその仕組みを知ったほうが、確実性がグーンとあがるのです。 やりかたは至って簡単です。まず思考・妄想を抑えて、自分の心を観てください。念処経はそれを説かれています。自分の心の流れが手に取るように分かってくると、それを基準にして、他人の心を観るのです。自分の怒った心をよく知っている人は、他人が怒っている時、それは正確に読めるのです。他の感情の場合も同じことです。 この方法はお釈迦様が推薦する科学的で正しい方法です。また必要なのです。ひとの気持ちさえ分からないようでは、生きていけません。詐欺師は人の気持ちを踏みにじって金儲けだけするのです。それは罪です。ひとの気持ちが分かる人は、人を傷つけません。それは善行為です。
誰の心も読めますか?
ボディ・ランゲージ
落ち着き
すべての生命の心は、千五百の煩悩によって活動しているのです。煩悩がある限り、落ち着きは存在しないのです。心はつねに揺らいでいるのです。煩悩の働きには、個人差があります。ですから心の揺らぎにも、個人差があります。動物を観察すると、いつも激しく動いていることが見えます。落ち着きがないのです。いつ観てもなんの動きもなく、止まっている亀・ワニなどの動物も見えます。これは落ち着いているのではないのです。心が無知に支配されて、睡眠状態になっているのです。機能低下状態になっているのです。身体を動かす力さえ無い状態なのです。しかしその気になったら、ワニも亀も人間には叶わない早さで動くのです。 もし人の心の煩悩が減ってゆくと、どうなるでしょうか? 心の揺らぎが減るのです。同時に、身体に起こるわけもわからない動き、役に立たない動きも、減ってゆくのです。煩悩が減ったとは、落ち着きが現れたということです。もし心から煩悩が完全に消えたとしましょう。心が完全な落ち着きに達するのです。心の揺らぎが完全に消えるのです。ということは、身体の無駄な動きも一切なくなるのです。心臓さえも一定のリズムで鼓動するのです。脈も暴れたりしません。呼吸も乱れたりはしません。このような人をみつけたら、誰だって「こんな人間もいるのか」と、びっくりすることでしょう。 お釈迦様は完全に解脱に達した聖者のことをボディ・ランゲージで語られたことがあるのです。身体が落ち着いている。(身体が完全に落ち着いて動いていること。)言葉が落ち着いている。(言葉にも感情的な揺らぎはありません。)思考も落ち着いています。(無駄な妄想は一切無い状態。)心が安定している。この世に対する執着を一切捨てている。このような人こそ、本物の落ち着いた人(寂静者)と言うのです。解脱に達した人のしぐさを見て、一般の方々もある程度で何かを感じるのです。身体を見ると、奇跡的に落ち着いているのです。それは心が安穏状態に達しているという証拠です。 「落ち着け、落ち着け」と皆に言われています。しかし落ち着くことは一般の方々に無理な話です。解脱に達するまで、心は落ち着きません。
相手の心が読める人(HSPとエンパス)
2、HSPの特徴 HSPの方は、周囲の状況にとても敏感です。 この気質を持つ方は職場や家庭などの中で気疲れしやすく、生きづらく感じている方も多いのです。 アーロン博士によると、HSPには「DOES(ダス)」と名付けた4つの特性があるそうです。 【 Depth of processing 】 考え方が複雑で、深く考えてから行動する ①一を聞いて、十のことを想像して、考えられる。 ②調べ物をはじめると深く掘り下げ、その知識の広さを周囲に驚かれる。 ③お世辞をすぐに見抜いてしまう。 ④物事を始めるまでにあれこれ考え、時間がかかる。 ⑤その場限りの快楽よりも、生き方や哲学的なものごとに興味があり、浅い人間や話しが嫌い。 【 Overstimulation 】 刺激に敏感で疲れやすい ①人混みや大きな音が苦手 ②友達との時間が楽しいものの、気疲れしやすく帰宅すると、どっと疲れる。 ③映画や音楽、本などの芸術作品にとても感動して、泣きやすい。 ④人の些細な言葉に傷つき、いつまでも忘れられない。 ⑤繊細なことに過剰なほど驚いてしまう。 【 Empathy and emotional responsiveness 】 人の気持ちに振り回されやすく、共感しやすい ①人が怒られていると自分のことのように感じて、傷ついたり、お腹が痛くなったりする。 ②悲しい映画や本などの登場人物に感情移入し、号泣したりする。 ③人のちょっとした仕草、目線、声音などに敏感で、機嫌や思っていることがわかる。 ④幼児や動物の気持ちも察することができる。 【 Sensitivity to subtleties 】 あらゆる感覚がするどい ①電化製品の機械音や時計の針の音が気になってしまう。 ②強い光や日光のまぶしさなどが苦手 ③近くにいる人の口臭やたばこの臭いで気分が悪くなってしまう。 ④カフェインや添加物に敏感に反応してしまう。 ⑤肌着のタグやチクチクする素材が気になってしまう。 ⑥第六感がはたらき、よく当たる。



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