下顎 セット バック
- Rolf Reeves
- Sep 22, 2023
- 10 min read
前歯部歯槽骨切り術 (セットバック整形) のダウンタイム・副作用・リスクについて
通常、セットバック手術の骨切りによって神経を誤って切断するということはありませんが、場合によっては下顎や上顎の神経に一時的にダメージが生じる可能性があります。 下顎の骨の場合、前面から歯、歯茎、下唇、頬粘膜などの知覚を支配するオトガイ神経が出ており、骨膜を剥離する過程で稀に神経を傷つけてしまったり、血液を吸う吸引管の先端が作業中に神経束に当たったり陰圧で吸われたり、また、直接神経に触れなかったとしても、皮下組織をめくる筋鉤で下顎の骨膜を引っ張っただけで神経に緊張がかかり伸ばされてダメージが生じることもあります。 また上顎には、頬の前面と上唇の知覚を支配する眼窩下神経と呼ばれる神経が頬骨体部付近から出ています。こちらは骨を切る部位から少々距離はありますが、術野の展開目的で骨膜を筋鉤でめくって引っ張った際に神経束に緊張がかかりダメージが生じる事があります。それにより頬骨前面から上唇部にかけてしばらくの間、知覚麻痺症状(しびれ感)が生じることがあります。 神経は完全切断されていなければ必ず回復しますが、ダメージの程度と個人差によって回復に要する期間は約2ヶ月から2年など様々です。もし何らかの原因で術中に切断されてしまった場合には、すぐに顕微鏡下にて神経縫合を行い神経同士の再接合を行います。また術後の神経麻痺の対策としてダメージを早く回復させる内服薬(ビタミンB12やアデノシン三リン酸二ナトリウム水和物)を数ヶ月から2年ほどの間、内服して頂きます。

前歯部歯槽骨切り術(セットバック整形)によって生じうるリスク・副作用
①やりすぎ(硬口蓋の下げすぎ)
②左右差
③顔面神経麻痺
④感染
骨切り手術に限らず、どのような手術においても感染のリスクは絶対にないとは言えません。しかし、糖尿病や免疫不全などの何らかの合併症が元々ある方を除けば、骨切り術で皮下組織や骨に何らかの微生物による感染が発生する確率はかなり低いと言えます。その理由として顔面部は血流が良い組織で構成されているため、感染に対して抵抗性の高い部位であると考えられるからです。 また感染予防としては、術前・術中に骨への移行性が良いとされる抗生物質(ペニシリン系、セフェム系など)の点滴を投与し、術後3日間ほど抗生物質を内服して頂きます。このような対策をしておりますが万が一感染が生じた場合は、創部の状態を確認して状況によっては洗浄等の処置が必要になることもあります。さらに、皮下組織ではなく骨そのものに感染が生じた場合は感染が生じた組織の一部除去や抗生物質の点滴を引き続き行うなどして骨髄炎発症の予防に努めます。また、骨と骨を固定しているプレートやワイヤーなどに感染が生じた場合は、骨の再接合(骨癒合)が、ある程度進んだ約1ヶ月後以降を目安に抜去することとなります。 上記の方法により、ほとんどのケースで感染の鎮静化をはかることが可能です。幸いにして現在まで当院での発症はありませんが、年間で数%の割合で骨髄炎の報告は存在します。
⑤骨の段差
⑥骨壊死
おとがい(顎先骨)骨切り術
頬骨骨切り・骨削り・縮小
エラ削り(下顎角)骨切り術
Vライン形成術
小顔形成術(輪郭3点)
小顔形成術(小顔整形4点フルセット)
下顎下縁形成術
下顎枝矢状分割術(SSRO)
下顎前歯部歯槽骨切り術(下顎セットバック整形)
上顎前歯部歯槽骨切り術(上顎セットバック整形)
上下顎前歯部歯槽骨切り術(上下顎セットバック整形)
ルフォーI型骨切り術(上顎骨切り術)
札幌医科大学・大学院卒業。米国フロリダ・モフィット国立癌センター勤務(ポストドクトラル・フェロー)後、札幌医科大学・形成外科 助教、北海道砂川市立病院・形成外科 医長、大塚美容形成外科入職(大塚院・金沢院・名古屋院など)を経て、2014年みずほクリニック開院。形成外科・美容形成外科での豊富なオペ実績とあわせ、レーザー治療や注入術へ対する独自理論を追求し、患者様の理想とする姿を目指し的確でスピーディな結果を出すことに意欲を注ぐ。 免許・資格:日本形成外科学会・認定専門医、日本美容外科学会・正会員、医学博士
下顎 セット バック
受け口とは、上のイラストで示した通り、上あごよりも下あごが前方に突出している状態を言います。下あごが突出するため唇の位置も同様に、下唇が上唇よりも前に出た状態になります。正面から見た際には受け口かどうか判断しにくいケースもありますが、横から見るとはっきりとわかることが多いです。また口を横に大きく開いた際(口を「イー」の形にしたとき)に、下の前歯が上の前歯よりも前に出ていれば受け口と言えるでしょう。 一般的に美しい横顔は、「鼻先」と「顎先」を結んだライン(美容医療業界ではこのラインを「Eライン/エステティックライン」と言います)の中に口元が少し入った状態ですが、受け口の場合はこのラインよりも下あごが前方に出た形になります。 さらに受け口の場合、「サシスセソ」の発音が不明瞭で聞き取りにくくなる、会話の際に滑舌が悪くなる、食事の際の咀嚼がしづらくなるといった機能面でも支障が生じることがあるため、気になる際には改善対策をすることをお勧めします。
●「反対咬合(はんたいこうごう)」や「しゃくれ」とも言います
●受け口には2種類ある
◎歯槽性反対咬合(しそうせいはんたいこうごう) 歯槽性反対咬合は、下の前歯が上の前歯よりも前に出ている、もしくは上の前歯が内側に傾いている状態のことです。「顎の骨」の問題ではなく、「歯の傾き」が原因です。
◎骨格性反対咬合(こっかくせいはんたいこうごう) 骨格性反対咬合は、下顎が上顎よりも前に出ている状態や、上顎が下顎よりも後方にある状態のことを指します。「骨格(顎の骨)」が原因で起こっており、本来しゃくれと呼ばれるのはこの状態のときです。
受け口になる3つの原因
◎遺伝 歯並びや骨格は、親から遺伝しやすいものです。親が受け口だからといって必ずしも子どもも受け口になるというわけではありませんが、受け口を引き継ぐ可能性は高いです。また遺伝とは異なりますが、親の癖を子どもが真似することで受け口の原因になることがあります。
◎骨格(上顎の劣成長) 骨格が成長する過程で、受け口になってしまうことがあります。上顎の成長が悪い場合や、下顎の成長が大きい場合、相対的に下顎が前に出る形になり、受け口になります。
◎生活習慣 受け口の原因には、日々の生活習慣が関係していることもあります。頬付けをつく癖や、食べ物を噛む際に一方の歯ばかりを使ってしまう癖、舌で下の歯を押す癖など、小さなことですがこれらを幼少期から続けていると、次第に下の歯が前に出て受け口になることがあります。特に顎の骨が柔らかい幼少期にこのような癖があると、受け口になる可能性が高くなります。
受け口を自力で治す方法とは
受け口を治すトレーニング
◎舌回しトレーニング ・口を閉じた状態で奥歯の外側に舌先をつける ・反対側の奥歯まで、歯の外側をなぞっていく ※受け口を改善する効果の他、口周りのもたつき(ほうれい線、口元のたるみ、ほうれい線)改善効果も期待できます。
◎おちょぼ口トレーニング ・口をおちょぼ口の状態にする ・前に突き出す・引っ込めるを繰り返す ※口元の前後運動によって、鼻下と上唇の間の筋肉と、下唇と顎の間の筋肉を鍛えます。受け口の方の場合、特に下唇と顎の間の筋肉が相対的に弱いことがあるため、口元の上下の筋肉を均等にする目的で行います。
◎舌ポジショントレーニング ・舌を正しいポジション(上の前歯の裏側の付け根あたり)に置く ・5秒間キープし、5回ほど繰り返す ※舌回しトレーニング・おちょぼ口トレーニングは、顎周辺の筋肉を鍛えられるため、噛み合わせの改善が見込まれます。舌ポジショントレーニングは、舌の悪習慣や癖による受け口を改善したり、悪化するのを防止したりする効果が期待できます。
受け口を治すマッサージ
舌の習慣
ひどい受け口でも治し方はある?
ひどい受け口を自力で治すのは難しい
受け口を放置するとどうなる?
受け口は見た目を気にされる方が多いですが、実際は健康面や日常生活にも影響を及ぼすことがあります。 ・発音がうまくできない:「サ行」「タ行」の発音が難しく会話が聞き取りにくくなる ・咀嚼がうまくできない:消化不良を引き起こす原因になる ・虫歯や歯周病になる:受け口によって歯並びが悪い場合は、歯垢を取り除きにくくなり虫歯や歯周病になる可能性が高くなります ・口臭が増える:受け口は口呼吸になりやすく、さらに口呼吸によって口腔内が乾燥し、細菌が繁殖しやすくなり口臭の原因となります。
受け口の主な治療方法について
◎ワイヤー矯正 長い実績があり症例数が豊富なのが、ワイヤー矯正による受け口治療です。歯にワイヤーと金属やセラミックでできたブランケットを装着して前方に突出した前歯を後方に移動させます。ワイヤー矯正は大人だけではなく子供でも使用することができますが、会話の際や笑った際にワイヤーや金属が見えるため見た目が気になる点や、装着時の違和感が大きい、歯磨きがしにくく虫歯や歯周病になりやすいなどのデメリットもあります。
◎マウスピース矯正 マウスピース矯正は、歯列矯正による受け口治療で昨今の主流になりつつある施術です。少しずつ形が異なるマウスピースを複数個作成し、1~2週間ごとに交換して少しずつ歯を移動させる治療です。マウスピースは透明のため装着時に目立たず、また1日数時間ですがマウスピースを外すことができる点がメリットです。
◎外科矯正(口腔外科治療・輪郭形成術) 上で紹介した歯列矯正で治療ができるのは「歯並び」が原因の受け口で、顎自体が前方に突出している場合(中度・重度の受け口の症状の場合に多く見られます)は、歯の位置をいくら変えても受け口を改善することはできません。このような際には外科矯正治療によって顎の骨を後方に移動させる手術を行います。
みずほクリニックの受け口治療
下顎前歯部歯槽骨切り術(下顎セットバック整形)による治療
みずほクリニックの受け口治療(下顎セットバック整形)施術の3つの特徴
・施術前に3D画像で術後のシミュレーションができる ・形成外科歴20年超の歯科口腔外科医が診察・施術を担当 ・美容形成外科併設のため審美面にもこだわった施術を提供
受け口改善の症例写真(下顎前歯部歯槽骨切り術・あご(おとがい)骨切り術)
<症例に関する情報> 治療名:下顎前歯部歯槽骨切り術(下顎セットバック整形)・おとがい骨切り術(おとがい短縮術) 費用:下顎前歯部歯槽骨切り術(下顎セットバック整形)1回 770,000円(モニター価格715,000円)、おとがい骨切り術(おとがい短縮術)1回 660,000円(モニター価格605,000円) 治療に伴う可能性のあるリスク・副作用:腫れ、内出血、知覚麻痺、骨壊死、骨髄炎、感染、左右非対称、顎下のたるみなど
受け口治療(下顎セットバック整形)の施術情報について
施術時間:2.5時間 ダウンタイム:腫れと内出血がひくまで約1ヶ月程度(個人差あり) 施術の痛み:麻酔を行う際の注射の痛み 通院:翌日の検診、抜糸時(10~14日目)、術後の検診(1・3・6か月後) 麻酔:全身麻酔 持続性:半永久的 リスク・副作用:術後に腫れ、内出血、痛み、痺れが生じることがあります。また術後しばらくの間、口腔内の感覚が鈍くなることがあります。通常は1か月程度で次第に改善します。歯の位置が変わることによって、一次的に舌が歯列に当たる・活舌が悪くなるといったことがありますが、これらも時間の経過とともに改善します。 合併症:ごくまれに手術部の感染から骨膜炎、知覚異常、組織壊死などの合併症が生じることがあります。
受け口治療(下顎セットバック整形)の治療費用について
下顎前歯部歯槽骨切り術(下顎セットバック整形) 770,000円 ※モニター価格 715,000円
・骨切り術を複数組み合わせる場合、モニター価格の適用はいずれか1つのみとなります。 ・記載料金は予告なく変更することがございます。 ・カウンセリング・診察時にご提示したお見積について、有効期間は提示日より3ヶ月とさせていただきます。
受け口治療(下顎セットバック整形)後の過ごし方について
痛み止め:抗生剤を処方しますので、1週間ほど服用してください。 洗顔:手術翌日から可能です。手術部位は濡れないようにしてください。 シャワー・入浴:手術翌日より体のシャワーは可能です。洗髪も手術部位が濡れない範囲でしたら可能です。 メイク:手術翌日から可能です。ただし、手術部位は避けるようにしてください。



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