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ホトケノザ 甘い

  • Writer: Rolf Reeves
    Rolf Reeves
  • Sep 22, 2023
  • 8 min read

季節のたより50 ホトケノザ

春先に咲く草花で、ホトケノザと似ているのがあって、時々間違えられてしまうのが「ヒメオドリコソウ」です。どちらもシソ科なので似ているのです。 日本にも在来種のオドリコソウが見られますが、よく目につくのは、外来種のヒメオドリコソウです。道端で淡いピンク色の花が鮮やかに群生しています。 植物の茎はすべて丸いと思い込んでいる人が多いのですが、シソ科の植物は茎の形が円でなく四角形で、断面は多くが正方形です。実際に触って確かめてみるとおもしろいです。シソ科特有の香気も感じられるでしょう。花の形も似ていて、唇型花(しんけいか)という唇の形をしているのが特徴です。

ホトケノザ ヒメオドリコソウ 葉が段々になっていて、花は葉の 花が葉の間から顔をのぞかせます。 上に乗っているように見えます。 (咲き始めの頃)

ヒメオドリコソウ ムラサキケマン 花がしだいに葉の上にとび出して ラッパのような花の形が特徴です。 きます。

ホトケノザは子孫を残すために、種子をどのように散布しているのでしょうか。 枯れた台座のような葉をとってふってみると、ぱらぱらとその場に落ちました。 多くはその場に散布されるようですが、種子の中にはエライオソームという物質が付着しているものがあります。このエライオソームは、脂肪酸や糖、アミノ酸などが成分でアリが大好きなのです。これでアリを呼び寄せ、種子を巣まで持ち帰らせながら広範囲にばらまいてもらおうとしているのです。

ところで、ホトケノザは、このエライオソームの量や質を調節して、閉鎖花にできた種子よりも開放花にできた種子を、アリに積極的に持ち運ばせているようだというのです(website「畑は小さな大自然」vol.61)。 ある研究では、アリを排除して栽培したホトケノザの種子を育てると、閉鎖花だけになり、アリ存在区で育てたホトケノザは開放花をつけて種子の数も圧倒的に多かったことが報告されています。(第52回日本生態学会報告) ホトケノザは、閉鎖花にできた親と同じ遺伝子を持つ種子を親元近くに散布し、開放花にできた多様な遺伝子を持つ種子を、できるだけ遠くに散布しようとしていると考えられます。命を絶やすことなくこの自然界を生き抜こうとするホトケノザの知恵でしょうか。

秋に発芽、幼い葉の頃。 立ち上がり四方に広がる。 年中、花を咲かせるものも。

人間の都合で ' 雑草 ' と呼ばれる草花も、大地を豊かにする役割をもっています。

畑の土は育てる野菜に養分がとられるため、堆肥や肥料を入れてたえず栄養分を補給しなければなりません。自然界ではその役目をしているのが ' 雑草 ' といわれる多様な植物たちです。実際に草におおわれている大地は、枯れた草や根がつもってミミズや微生物も多く土の色も黒々としています。 畑に生えてくる雑草といわれる植物たちも、畑の土を豊かにしてくれる本来の役割をもっているはず。その植物たちの特徴や生活史がよくわかると、邪魔者あつかいにしないで、うまくつきあい大地へ還していくことができそうです。 さりげなく菜園にやってきたホトケノザは、かわいい花を咲かせながら、どんな草花も自然の生態系の中に位置づき咲いていることを教えてくれているような気がしました。(千)

◆昨年4月「季節のたより」紹介の草花

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ホトケノザ 甘い

蜜が吸える花の種類と特徴は?

蜜が吸える花とは

  1. ツツジ 市街地や住宅街でも見掛けることが多いツツジは、4~5月頃に花を咲かせます。日本原産の種類を改良したものが多く、日当たりのよい場所を好みます。日当たりが悪いと花が咲きにくい傾向があります。

  2. サツキ 山奥の岩肌などに自生していたり、盆栽として育てられることが多い植物。ツツジとよく似た形状の花を咲かせます。江戸中期にツツジのブームがあり、多くの品種が作られた際に、4月から5月中旬に開花するものを「ツツジ」、5月下旬から6月上旬に開花するものを「サツキ」と呼び始めたそう。

  3. ホトケノザ 3月~6月にかけて花を咲かせる越年草です。葉の様子が仏様の乗っている台座「蓮華座(レンゲザ)」に似ていることから、ホトケノザという名前が付けられました。ホトケノザと似たような環境に生息し、外見もよく似た植物としてヨーロッパ原産の「ヒメオドリコソウ」があります。

  4. ヒメオドリコソウ 上に笠状の葉があり、その下に花が咲いている様子から踊り子をイメージした名前が付いています。甘い蜜が特徴。

  5. サルビア 夏から秋にかけて咲く花で、花壇やプランターに植えられていることが多い植物。花期が長く育てやすいの特徴。

  6. スイカズラ 5~7月に、甘い香りの花を咲かせます。蜜が甘いので、蜜を吸う植物から、「スイカズラ(吸葛)」という呼び名が付いたといわれています。実際に口に含むとさらっとした甘さの蜜を少量味わうことができます。

  7. オシロイバナ 黒い果実(種子)を割ると、白い粉質のものがあり、それがおしろいの粉のようなので、「オシロイバナ」とよばれています。花は夕方から咲き、翌日の午前中にはしぼんでしまう一日花です。

  8. ゲンゲ(レンゲソウ・レンゲ) レンゲソウやレンゲと呼ばれることが多いマメ科の植物。春になるとピンク色の花を咲かせます。レンゲの花の蜜は、はちみつとして有名ですね。

注意! 蜜が吸えない花

  1. レンゲツツジの葉は細長く、少しカールしており、枝先に互い違いに生える。 葉の先は尖らず、縁には毛が生えている。

  2. レンゲツツジは開花時の葉の数が少な目。

  3. レンゲツツジの花は、鮮やかな朱色、または、黄色で、尖端がやや尖っている。

  4. レンゲツツジの花は、つぼみが大きく、花数も多く、一つの枝から直径5~6cmの花を、2~8個咲かせる。本州に生えるツツジの中で最も花が大きいといわれている。

スズラン いい香りがするので、つい蜜を吸えるのではと思ってしまいますが、NGです。スズランには強心配糖体、「コンバラトキシン」 、「コンバラマリン」が含まれます。有毒成分は全草に含まれますが、特に花の部分に多く含まれるので、取り扱いに注意しましょう。

外部リンク

  1. ■白いタンポポと黄色いタンポポって何が違うの?

  2. ■諸葛孔明が名前の由来のショカツサイってどんな植物?

  3. ■紫陽花(アジサイ)の色はどうして変わるの?

  4. ■ホトケノザってどんな植物なの?

  5. ■アスファルトの間から花が咲くのはなぜ?

 
 
 

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