うるめ 節
- Rolf Reeves
- Sep 22, 2023
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うるめ 節
節類はかつおなどの赤身魚の頭と内臓を除去した身を、燻(いぶ)してよく乾燥させ、カビ付けして発酵させた食品群である。かつお節はその代表格であり、うま味の元であるイノシン酸やグルタミン酸を多く含んでおり、和食に欠かせない食品である。 かつお節の起源は、4~5世紀の大和朝廷の頃に大御饌(おおみけ)(神様へのお供えもの)として献上されたものに、「堅魚(かたうお)」が登場したことに始まる。奈良時代の法典『養老律令』(718年)には、「堅魚(かたうお)」「堅魚煎汁(かつおいろり) *かつおを頭から割り、煮出してつくった汁」「煮堅魚(にがつお)」が朝廷への貢納品として挙げられている。「堅魚煎汁」は、味噌や醤油などの調味料がなかった時代に、塩とともに調味料として用いられたと考えられる。

特徴、種類
かつお節と双璧をなすうま味といえば、昆布だしがある。うま味の本体はかつお節が「5'-イノシン酸」、昆布はグルタミン酸であるが、昆布のうま味はグルタミン酸ナトリウムで代替可能である。かつお節のもつ特有の風味は再現が困難で、現在でもかつお節からつくられている。 かつお節は「世界一硬い食品」と称される。焙乾(ばいかん、燻して乾燥させること)とカビ付けの繰り返しにより、水分量を減らし、極限まで乾燥させることで微生物が成育できない環境となり、保存性が増す。また、生の状態で最初に長時間加熱することで、タンパク質と脂質がある程度除去されるとともに、カビ付けで付着したカビによって脂肪が分解されるため、濁りにくいのが特徴である。 かつお節の他、宗田節(マルソウダ、ヒラソウダ、スマソウダ)、まぐろ節(キハダマグロ)、さば節(ゴマサバ、マサバ)、あじ節(ムロアジ、マアジ)、うるめ節(ウルメイワシ)、いわし節(カタクチイワシ)がある。それぞれの特徴は以下のとおりである。
<宗田節> 高知県土佐清水市を主産地とし、その他熊本県、鹿児島県、関西各地で生産される。 だしは濃厚で、上品な和食には向かないが、主にそばのだしとして使われる。
<うるめ節、いわし節> うるめ節は、長崎県、宮崎県、熊本県が主産地。コクのある味が特徴で、関西ではうどんのだしに使われる。 いわし節は、九州地方や愛媛県、和歌山県が主産地。生臭みはなく、うま味がある。ラーメンのだしとしても使われる。



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