Mtf 就職
- Rolf Reeves
- Sep 22, 2023
- 12 min read
Mtf 就職
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MtFの就職事情
これは MtF当事者にはかなりツラい状況 です。男性の象徴たるメンズスーツを着て名前も男性名、トイレもそう。 最初は我慢できてもこのダメージはボディーブローのように徐々に効いてきます 。心的ストレスは蓄積されるばかりでいつ限界がくるかも分からない状況に陥ることでしょう。 かたや同じ職場の女性職員は当たり前に女性として振るまい女性施設を使用しています。女性らしい身体、スーツの必要もないオフィスカジュアル、綺麗なメイク、サラサラの長い髪、当然に使用する女性用トイレ、これらのことを目の当たりにすると徐々にそれに対して羨み、嫉妬、または絶望を覚えるようになります。
このように、 MtFにとって男性として就業することは大変困難 なことと言えます。
などを求めます。4は無理だとしても1〜3はトランスするに当たり必須でしょう。 そうでなければフルタイムRLEができません 。せめて髪を伸ばしメイクをし、女性の格好で働くことの許可を得る必要があります。
トランスするには SRS(性別適合手術)が必要 になるでしょう。多くの場合はタイで、かつ造膣ありを選ばれる方が多いと思います。その場合 最低でも1ヶ月、できれば3ヶ月の静養を取ることが必要 です。
さて、 この休暇の取得が可能でしょうか 。多くの中小企業は資金繰りがカツカツです。翌月の仕入れ等の支払いですらギリギリの状態が多いです。その中で従業員に長い休暇を与える余裕がある企業がどれだけあるでしょうか。
また、仮に休暇が取れたと仮定しても、その間の給与はどうでしょうか。おそらく ほとんどの企業が無給 でしょう。GID当事者はSRS費用に加え、この静養期間の1〜3ヶ月の生活費の貯蓄も必要となります。
ほとんどの企業はこの長期休暇は一蹴されることでしょう。それでも強く要望するようなら 解雇 となります。雇用主はあなたを切り、新たに使える人員を採用するはずです。だって人員にも資金にも余裕がないのが現実ですから。
これらの問題から国内での膣なしオペを仕方なく受ける当事者もいます 。これだとダウンタイム(患部の治癒にかかる期間)も短く、要する休暇も最短で済むからです。 1〜2週間の休暇でSRSを決行して強行復帰 する、そんな当事者も多いです。悲しいかな生きていくためには職が必要ですもんね。簡単に辞めるわけにはいきません…。
さて、運良く私のように休暇も取れSRSができ、かつ女性処遇が認められても 埋没が困難 です。不可能ではありませんが、非常に難しいです。なんせ男性として入社・就業していたわけですから、 会社の人間はあなたの元の性別を知る人がたくさんいます 。そういう人はあなたがいくら女性化したところで「女に見える男」と色眼鏡で見ることでしょう。つまり埋没(周囲に元の性別を知られることなく女性として生活すること)ができないのです。
これは何気にキツいです。「 どうせ男だと思われている 」「 配慮パスでしかない 」と当事者は考え苦しみます。私もそうでした。周囲も大人です。大人の対応をしてくれているにすぎない、そう考えてしまうのです。これは一種の呪縛のように自身を闇に包み込み、悪くすると結局また精神的に不安定に陥ります。踏ん張りどころです。ここを踏ん張って脱却する必要があります。
大変苦しいでしょう。しかし人間の意識は変えることができます。あなたが女性として振る舞い、その容姿をして、普通に勤務を続けていれば、いずれは「男性としてのあなた」は過去のものとなり、周囲の人の記憶からも消えていくことでしょう。時間はかかりますが、そうして少しずつ溶け込むことは可能と言えます。
MtFとして女性で入社(正規雇用)
性別違和を持つ MtFであることをあらかじめカミングアウトしての入社 です。自分のあるべき姿・内情を包み隠さずオープンにし、理解を得た上での扱いになります。非常に理想的な形でしょう。
2-1 メリット
この場合も正規雇用が可能です。雇用主はあなたのことを理解しての採用なのですから、非正規に限定する理由はありません。 戸籍は男性でありながら、女性としての正規雇用が可能 なのです。
カミングアウトの相手は一部上層部に留めることができます。つまり一般社員はあなたが男性ということを知りません。よって上の人間以外の場面では埋没することが可能となります。これはMtF当事者にとってとても過ごしやすい環境でしょう。元の性別を知られていないということは色眼鏡で見られることもありません。 当然に周囲から女性として認知されている状態です。まさに理想の職場環境 でしょう。
2-2 デメリット
最初から女性として就業するので当然ですが 完パスが必要 です。見た目はもちろん声も女性として通用している必要があります。うーん、どれほどの人がこの状態に達しているでしょうか…。多くの人はこの状態であれば戸籍も女性に変えているはずです。戸籍変更していればわざわざMtFとしてカミングアウトして入社する必要はありません。
現実は自身がGID当事者であることをカミングアウトすると蹴られます 。正規雇用では採用されないのです。会社側からすれば当然でしょう。雇用主が求めているのは通常の「女性」です。採用希望者に「MtF」と「生物学的女性」がいた場合、そのMtFに突出した能力・資格等の明らかな優位性がない限り生物学的女性が採用されます。当たり前です。その方が予測され得るトラブルが回避できるからです。簡単に言うと MtFはトラブルの元 なのです。誰も積極的に採用しようとは思いません。それが現実です。
しかしここでひるんではいけません。 大事なのはMtFであっても採用されれば会社側にどんな利益をもたらすのかを主張すること です。MtFであるデメリットを消し去るのです。例えばトランス当事者であれば通常の人が経験したことのないイバラの道を切り開いて生き抜いてきたはずです。よってどんな苦境にさらされても力強く前に進む積極性・忍耐力をアピールすることができます。また、女性としての就業はMtFにとって夢でもあります。そこらの生物学的女性とは訳が違います。働く意欲が強く、採用されればどんなことでもできるくらいのことを言いましょう。
さて、晴れて採用されたとしても油断はできません。上層部はあなたが男性であるということを知っています。そのことを 他の従業員に漏らさないよう約束させる必要 があるでしょう。書面で交わすのは現実的ではないので口約束になります。あとはその上層部を信じるしかありません。漏れないという保証はどこにもありません。よって「ひょっとしたらみんな知っているのでは…」という不安に駆られるケースもあります。
元の性別の情報を上層部だけに限定することが現実にできるでしょうか。実はそれは難しいです。 社会保険、具体的には 保険証の性別 は誤魔化せない からです。各種部署が設置されている企業であればこのような事務は総務部が扱っています。保険の手続き上どうしても 戸籍の性別情報が総務の社員に知れてしまう ことになるのです。ここで上層部から厳しく緘口令(かんこうれい)を敷いてもらう必要があります。しかしこれがどれほどの効果があるでしょうか。総務の社員もいち人間です。人は秘密を知るとどうしてもそれを他人に言いたくなるのが性です。MtF当事者はそれにも怯えることとなります。
※以上は正規雇用を前提としたものです。非正規(派遣・パート)などでは理解されることが多いです。もちろんパス度は必要ですが。
女性として(偽って)入社(非正規雇用)
上記のように、MtFであることを明かして就職は非常に困難です。ならば、いっそのこと 自分がMtFであることを隠して女性として入社 すればいいのではという考えに至ります。誰もがそう考えます。当然です。しかしこれにはデメリットが多いです。以下にそれらを見ていきます。
3-1 メリット
3-2 デメリット
ノンカムで就職する場合、正規雇用では上で説明したとおり 社会保険の問題から戸籍上の性別が必ずバレます 。よって、それを避けるためには非正規での就労しかありません。
同じく 社会保険(保険証など)の問題から月収を最高88,000円未満に抑える必要があります 。これには複雑な構造があるのですが、詳しい説明は省きざっくり言うと88,000円以上となると雇用主は被雇用者(MtF当事者)を自社の社会保険に加入させる義務が生じるのです。するとどうでしょう、やはり 社会保険が絡めば元の性別がバレる のです。よって月々の収入が制限されてしまいます。
雇用主は被雇用者に給与を支払うにあたり、被雇用者(MtF当事者)のマイナンバーを知る必要があります。そのためマイナンバーカードもしくは通知カードの写しの提出を求められることでしょう。知ってのとおりこれらカードには憎き性別の記載があります。つまり カードをの写しを提出すると性別がバレてしまう のです。よってMtF当事者はこれは全力で回避する必要があります。 しかしマイナンバーカードには性別のところが隠れるカードケースがあります。この場合性別欄が隠れる状態でコピーして会社に渡すといいでしょう。現実的にはこれが一番の対処法となります。 隠れてない状態で提出してくれと言われた場合は性別バレします。
女性としてノンカムで就業するわけですから高いパス度、 完パスである必要 があります。
採用にあたりいろいろと書類の提出を要求されます。 免許証 をはじめ 車の任意保険証 (保険会社によってはこの任意保険証にも性別の記載があるものがあります。その場合は保険会社を変えてください)など、どうしても戸籍の名前が記載された書類が必要となります。よって最低でも事前に改名は必要となります。
多くの場合、 元の性別がバレたらクビ にされます。不当解雇だ!なんて言うことはできません。むしろ自身の性別を詐称していたのだからMtF当事者が訴えられる危険性すらあります。性別がバレた場合雇用主からすれば他の女性社員の手前どうしても退職してもらうという選択をするケースが非常に多いです。一般の女性社員の意思をまとめることが困難だからです。ひとりでもNOと言う女性がいたならば、もしくはそれが予想されるならば、雇用主としては解雇せざるを得ないでしょう。
戸籍変更後の入社(正規雇用)
上記のようにMtFの状態での就労は大変厳しいのが現状です。よって 一度退職し、戸籍を変更して満を持して女性として就活 することになります。トランス完了なので正々堂々としていればいいのですが、少し注意点がありますのであえて取り上げておきます。
4-1 注意点
雇用主が新しく被雇用者を採用する場合、前に勤めていた会社から発行された 雇用保険被保険者証の提出が求められます 。雇用保険被保険者証とは個人の雇用保険番号等を証明する書類で、通常会社側で保管されています。そして退職するときに初めて被雇用者に渡す書類です。病院で使う一般的な保険証とは違います。
こんなやつです。これには性別の記載がないので大丈夫だと思いがちですが、 実は裏でちゃんとデータとして管理されています 。よって、これをそのまま新しい会社に提出するとデータに不突合が生じエラーとなることがあるのです。そうするとせっかく性別を変えたのに結局元の性別がバレるという最悪の事態が起こります。これは避けなければなりません。
よって、戸籍変更後、 最寄りのハローワークに行き性別の変更手続きを行ってください 。そうすれば大丈夫です。データの性別も変更され、エラーが生じることもなくなります。※紛失した人はハローワークで再発行の手続きをしてください。
改名・戸籍変更を行っても通常年金手帳は再発行されません。年金事務所に連絡しても「あー、手書きで書き直してください」と言われます。マジで。しかし会社に 採用されるとこの年金手帳の提出も要求されます 。そこで手書きで修正した後があったらどうでしょうか、はい、バレますよね。
よって再発行の必要がありまが、 現在は年金手帳自体が廃止されていて再発行ができません。今は手帳の代わりに基礎年金番号通知書というものが発行されます。 基礎年金番号通知書は市区町村の市民課の情報にリンクしていて市民課で名前や性別の変更があればそれにリンクして年金の名前、性別も自動的に変更されます。
夜のお仕事・性風俗等
また、このような職業の場合 寮が完備 されているところもあります。家出同然で飛び出した当事者にとってはまず住む場所が問題となるでしょうが、寮があればそれも解決です。
起業等
6-1 YouTube
YouTubeでの収益化は 動画の総視聴時間4,000時間が再生され、さらにチャンネル登録者数1,000人を突破する必要があります 。そのためにはほぼ毎日のように動画を投稿する必要があるでしょう。動画の編集はアホみたいに大変で時間がかかります。わずか5〜7分程度の動画を作るのに6時間は必要でしょう。あまりダラダラと長いだけの動画は飽きられて再生されず離脱されてしまいます。5〜7分というのがキモなのです。もっと言えば4分程度の動画が理想的です。字幕も付けた方がいいでしょう。しかし作ってみると分かると思いますが短時間に濃い内容の面白いコンテンツ性を持たせた動画を作成するのは大変困難です。
6-2 ブログ
ブログについては当サイトのようなトランス系のサイトがMtF当事者としてはやりやすいと思いますが、実はこのようなジャンルのサイトはGoogleの基準が非常に厳しく設定されており、収益化を図ることができないのが現状です。当サイトは性同一性障害・GIDを扱っており、これはYMYLという基準の「健康・医療」に該当します。これに該当するとサイトに高度な信頼性・確実性がより一層求められ、勝手な発言をする当サイトなんかはそれを満たすことができず収益化を申請しても落とされます。 YMYLには他にも法律や金融、年金・保険・税金、離婚・結婚・市民権、国際的なニュースや災害・公的情報を扱うジャンルが含まれます。つまりこれらのジャンルはブログでの収益化は無理です 。よって、ブログで収益化を図るならそれ以外のジャンル、例えば旅ブログや食リポ系、もしくはパソコンやスマホのガジェット系など当たり障りのないものとなるでしょう。



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