犬 喉仏
- Rolf Reeves
- Sep 23, 2023
- 11 min read
ペット火葬の豆知識~ペットに喉仏はあるの?意外と知らないペットの収骨について~
と呼ばれるペット専門の火葬社となります。 今までは各市区町村毎にある市営の火葬場の一部にペットの火葬も行うことが出来る施設が稀にある程度でしたが、こうした施設の場合には費用は安くとも1日の予約数が2~3件程度でとてもではないですが、ご希望されていらっしゃる全ての飼い主様にサービスを提供することが難しく、忙しい時期の場合には1週間~10日先まで予約がいっぱいになってしまっているということもございました。 さらに、市営のペット火葬の場合には遺骨のお返しのない合同葬が殆どとなり、遺骨のお返しがある場合でも飼い主様が収骨を行えない場合も多くございます。 こうした理由から昨今では飼い主様ご自身がご自宅で長期間ペットの安置が難しいことや、なによりも

ペットの収骨を人と同じように自分たちで行いたい
どちらの場合でも飼い主様がペットの遺骨の収骨を行うことが出来るプランがある
と言った特徴がございます。 そのため、ペットの遺骨の収骨を確実に行いたい場合には民間のペット火葬社に依頼する形になることがほとんどとなります。 そして、そんな収骨ですが
ペットの収骨の方法は人と異なるのか?
そもそもペットに喉仏があるのか?
意外と知らない喉仏とペットの収骨について
男性の喉元にあるポッコリ飛び出した部分
喉仏=男性の喉元にある骨
人の火葬の際には男性にも女性にも喉仏がある
と言ったところです。 では、この喉仏とは実際どのような物なのでしょうか? まず男性の喉元にある突起状になって目で見て分かるこの喉仏というものは実は
になります。 そのため、火葬を行った際にはこの男性の喉仏と言われる部分は実は焼けてなくなってしまいます。 また、骨ではないのならこの喉仏というものは一体何なのか?と言った疑問があるかと思いますがこの男性の喉元に見える喉仏というものは
喉頭隆起と呼ばれる喉の真ん中辺りにある甲状軟骨が隆起したところ
となり、男性の声変わりの原因はこの甲状軟骨が大人になるにつれて発達するため声変わりが起こる形となります。 また、 この甲状軟骨が発達をしないだけであってこの喉頭隆起といった部分は女性にも存在します。 では、この喉頭隆起と言った部分が喉仏という部分になるのか?というとそうではありません。 喉頭隆起は先に申し上げた通り甲状軟骨という軟骨にあたる部分になり、軟骨は骨とは違い火葬を行った際には燃え尽きてしまう部分になるため、この外から見て分かる一般的な喉仏は残りません。 では、喉仏はどこになるのか? 収骨の際に重要視される喉仏とは
首の上から二番目にある第二頸椎(軸椎)
第二頸椎が収骨の際に喉仏と称される部分
仏さまが座禅を組んでいらっしゃる姿に似ている
喉仏が綺麗に残っていた=生前に善行を行っていたから
極楽浄土へ行くことが出来る
喉仏が綺麗に残る=極楽浄土へ行くことが決まっている
と言った考え方が信じられており、そのため喉仏が綺麗に残ることは良いこととされ、また収骨の際に喉仏の部分を注視する文化が生まれたとされております。 このように、喉仏には仏教的な考え方が非常に強く表れており、宗教的な観点がかなり薄まりつつある昨今でも知らず知らずのうちに習慣化し、日本の大切な習慣となっている喉仏ですが、ではペットの場合はどうでしょうか? 続きまして、ペットの喉仏について詳しくご説明させていただきます。
人の場合には喉仏があるけれどもペットには喉仏があるのか?
となるため、 体の中で頸椎とされる骨がある生き物であれば基本的にどの生き物にも存在します。 ただし、個体の大きさによっては目で見ることが難しい部分となります。 例えば
お体の 体重が1kg以上あるような動物の場合には比較的目で見て喉仏がどこにあるのかが分かりやすい とされております。 ただし、犬や猫などの生き物の場合には4足歩行であること等から
喉仏が人よりも細長く前も後ろも突起が目立つ形
をしております。 ですが、仏様のような形と言った点では似たような形をしているという特徴もございます。 そのためペット火葬社の多くが
首の上から二番目のお骨を喉仏
としてペットの場合でも収骨の際にご説明していることがほとんどとなります。 ただし、先にお伝えした通り体の大きさが1kgに満たないハムスターや小鳥、デグーなどの小型の生き物の場合にはお骨全体がとても小さく、さらに、頸椎部分はさらに小さなお骨で形成されている個体も多いため目で見て判断することは困難とされております。 そのため、小動物の収骨の際にはこの喉仏の説明が無いことがほとんどとなります。 ただし、頸椎がある生き物であれば上から二番目の第二頸椎が喉仏にあたるため、もしこうした喉仏を大切にされる習慣のある方の場合にはお探しいただくのも良いかと思います。 また、人の火葬でもペットの火葬の場合でも問題視される
喉仏が綺麗に残っていることが当たり前
遺骨の残り方はお体の状態やお骨の状態によってかなり左右される
ため、遺骨の残り方は千差万別となります。 そのため、喉仏が綺麗に残っていない場合も多くございます。 例えば
などはお骨が綺麗に残らない原因となりやすい病気となります。 こちらは、お骨がスカスカになってしまう病気となりこうした骨にまつわる病気をお持ちの場合には、一部の骨だけではなくお体全体のお骨が比較的崩れやすくなってしまう傾向がございます。 特にこうした骨粗しょう症を引き起こしてしまう病気の中に
があり、高齢の犬や猫がかなりの割合でかかってしまう高齢病としても認知度の高い病気となります。 そのため、 腎臓病を患ってしまっているペットの多くが骨粗しょう症も合併症として患ってしまっており、お骨が割れやすいという特徴 がございます。 そのため、高齢のペットの場合には比較的骨が崩れやすいペットが多い傾向があるのはこのためだと思って頂いても良いかと思います。 ですので、必ずしも全身の骨が全て綺麗に残ることが当たり前ではないことを念頭に入れておくことで、遺骨の残り方を見た際のショックが少なくなることや、なによりも最後までペットが一生懸命に生きていたのだなということをご実感いただけるかと思います。
ペットのお骨上げについても基本的には人と同じ形で収骨をすることが一般的 になります。 そのため
1,尻尾の骨
2,骨盤、後ろ足
3,背骨、肋骨
4,肩甲骨、前足
5,首(第二頸椎以外)
6,頭
7,喉仏
の順に遺骨を納めていただく形が一般的になるかと思いますが、ペットの場合には4つ足の生き物がほとんどとなるため、先に前足と後ろ足を納めるというペット火葬社もあります。 また、ペットと人で異なる点ですと
人の場合とは違い2人1組での箸渡しでの収骨をほとんどしない
ペットの場合には人よりも骨が小さい
骨粗しょう症のペットはかなり遺骨が脆い
と言った2つの理由から、一般的にペットの場合には遺骨を綺麗に残すために箸渡しはしないと言ったことが多くございます。 ただし、日本古来の風習・習慣を大切にされるペット火葬社や飼い主様の場合には箸渡しをする場合もございます。 ですが、その際にはお互いの掴む強さや骨壺へ運ぶ際の早さなどを人よりも気にしてあげないとお骨が崩れてしまう可能性が非常に高いため注意をした方が良いでしょう。 また、人の場合と異なる点で
箸渡しをしないことがほとんどとなるため収骨用の箸が人の物とは異なる場合がある
と言った点になります。 人のような異なる箸を2つ用意するのではなく、同じお箸を用意している場合や、そもそもお箸の数が複数本ある場合、または、ペットの種類や小さなお子様や外国の方でも収骨がしやすいようにトングを用意しているペット火葬社もあります。 そのため、どちらかと言えば収骨がしやすいように使い勝手の良い箸が用意されている場合も多くあるため、箸を使うことが苦手な方でも収骨がしやすくなるような工夫がされていることも多くございます。 また、収骨の際に一番気を付けるべきところが
となり、この頭蓋骨の収骨は人の場合とは違いなるべく綺麗な形を保ったまま収骨をしてあげたいと言った方の方が多くいらっしゃいます。 しかし、どのようにしたら頭蓋骨を綺麗に収骨できるのか? こちらについてはまず
下顎を先に骨壺に出来る限り納める
という形を取ると良いでしょう。 どうしても 下顎と頭蓋骨(上顎)の部分は軟骨等で繋がっているため、火葬をした際には上下が分かれてしまう部分 となります。 また、下顎はさらに中心から左右に分かれるような形がほとんどなります。 そのため、下顎ごと頭蓋骨全体を持ってしまうような形を取るとお骨が落下してしまう可能性が非常に高くなり、それを防止するために強く持ってしまうと今度は頭蓋骨が崩れてしまう可能性があります。 ですので頭蓋骨の収骨の際には出来る限り頭蓋骨と下顎を別にしてから収骨をすると良いでしょう。 また
頭蓋骨を持ち上げる際に口を持つのはNG
となります。 なぜなら、ペットの場合には歯磨きが苦手な種類が多くそのため歯周病等と歯の病気になってしまっている個体が多く、歯周病が原因となり歯や顎が脆くなっている個体がほとんどとなります。 そのため、 口の辺りがかなり崩れやすく口元を持とうとすると頭の後ろの重みや箸の圧に耐えきれず崩れてしまう ことが多くございます。 さらに
後頭部を持つことも避けた方が良い
とされております。 理由としては後頭部の骨が薄い部分となっているのはもちろんの事、後頭部を持ってしまうとお顔の前後のバランスが取りにくくなってしまうため、落下してしまうリスクがあるからです。 ですので、頭蓋骨の収骨を行う際には
両目の目頭から箸を後頭部方向へ入れそっと摘まみ持ち上げる
喉仏やその他のお骨の形の関係から上手に骨壺に納めることがむずいかしい可能性がある
ため、 無理に仏様の方向を上向きにしようと骨壺の中に何度もお箸を入れたりせず、一番納まりのよい形で納めてあげることが遺骨を傷つけるリスクを最大限まで減らす ことが出来ます。
いかがでしょうか? 喉仏という存在がどういった物かいまいちよく分からないけれども、仏様のような恰好をしていて、とにかく収骨の時に一番最後に入れる大切な部分!と思っていらっしゃった方も多くいらっしゃるのではないでしょうか? 現在ではかなり宗教的な考え方が薄れており、宗教的な考え方を度外視した習慣だけが残っていると言った部分も強く表れてしまっております。 だからこそ、改めてなぜこうした風習があるのかを知ることでより故人を思う昔の人々の想いを知ることが出来ると共に、意味を知ることでより一層大切なペットさんへの思いも深まるかと思います。
ペットの分骨は縁起が悪い?仏教の歴史から見る真相と分骨の方法
仏教において 重要なのは魂 であり、彼らの行く先は浄土です。遺体は抜け殻、遺骨は生きた証に過ぎず、そこに魂はありません。因みに仏教では四十九日という用語がありますが、これは生前の行いによって極楽浄土へ行けるかどうか裁判する最後の日であるとされています。その時まで故人に祈りを捧げる期間を【忌中】と呼び、故人が極楽浄土に行けるように祈る事で善行を重ねる事ができるのです。この期間でもご遺骨に魂が留まる事はなく、お墓やあの世とこの世を行き来していると言われています。
分骨のタイミングと選ぶ部位
分骨に最適なタイミング
結論から言ってしまえば、初めから分骨をご希望の方は 【拾骨時】 にお骨を分けることをおすすめします。もちろん、納骨後や骨壷に納めた後でも分けることはできますが、下記の理由によって、拾骨時よりも手間やお金、そして気持ち的にも負担がかかってしまいます。
以上の点から、殆どの場合は拾骨時に分骨をした方が良いです。もしその時までに分骨用の骨壷を用意できなかったとしても、 ジップロックなどの密封できる袋 であれば一時的に代用できます。お骨に酸素が当たり続けなければいいわけですので、一度袋に入れて帰宅してから骨壷に納めても問題ありません。
分骨するお骨の選び方
せっかく大切なご遺骨を分骨するわけですから、なるべくなら縁起のよい部位を手元に置いておきたいですよね。分骨に明確なルール等はありませんが、定番なのは 【喉仏】 と呼ばれる部位です。ここは名前の通り仏様が座禅しているように見えることから、骨壷に納める時も一番上に持っていきます。
「でも喉仏って男の人にしかないんじゃ?」と思うかもしれませんが、実は火葬された後のご遺骨における喉仏は喉の前側にある突起した部分ではありません。首の骨のうち、上から2番目にある 軸椎 を指します。生前の喉仏は喉頭隆起という軟骨の部分のことで、火葬した時に焼けてしまいます。この軸椎は犬や猫はもちろん、小鳥などの小動物にもありますよ。
分骨したお骨を納める容器の選び方
分けたお骨も最終的には供養をしよう
手元供養も含めて供養の方法が多様化してきた今だからこそ、 将来の自分や旅立ったペットの事 を考えてご家族の方と話し合いましょう。



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