律動 法
- Rolf Reeves
- Sep 22, 2023
- 14 min read
律動 法
律動法セミナーとは
律動法(生体律動調整法)
茂木 昭が昭和60年頃創案し、生体波動調整法の名称のもと平成7年から公開して以来、短期セミナーとともに月例セミナーについては、今日まで数回を除き毎月開催してきました。 この間、多くの治療家が受講し広く臨床に活用してきています。

律動法とは何か?
生体組織を静止したものとするとらえ方が、従来の鍼灸を含め、多くの手技療法に共通した見方でした。 しかし、律動法では、生体組織のすべてに動きが存在することを発見してきました。生体は、心臓が動き、血液が循環し、横隔膜運動に伴う身体の呼吸運動のみならず、からだ全体が海の中のようにある部位は律動運動を行い、ある部位は流れ、深海の水にも動きがある如く、様々な動きを見せています。 生体組織では、微細レベルにおいてごく微細な収縮・拡張運動を行っています。この生体組織の微細レベルにおける収縮・拡張現象が、なぜ生体が病むのか?、なぜ障害を呈しているのか?、そして治癒力によりなぜ、どのようにして回復するのか?なかんずく治療により、なぜ生体が回復するのか?の重要な鍵を握っているのです。 その変化を確実にとらえることにより、律動法が人体の疾患、そして疲労した組織のすべてを回復させる確信を得ることができたのです。この生体組織の微細運動現象全体を指して律動現象と名づけました。その微細運動も組織が大きくなると、律動運動と表現するのが一番近い動きと言えるからです。 脊椎、仙骨、頭蓋骨においては種々な動きの中で、明らかに律動運動現象が最も顕著な動きとなっています。そして腰椎5番(L5)の律動現象をしっかりとらえ、その動きの変調を術者の鎮り澄んだ微細なエネルギーの手助けにより、病み、変調を起こしたL5の律動運動が、温和な力強いエネルギーを取り戻すのです。 そしてこのL5の均衡のとれた律動運動の回復が呼び水のように、全身の骨格系の律動運動が正常となり、仙骨、頭蓋骨の律動運動も正常化し、脳、脊髄、筋肉系、内臓系、全身の軟部組織の微細な種々の動きが円滑、均衡がとれた動きを取り戻し、生体全体がくまなく回復を見せるのです。 L5の律動運動現象とは、桟橋の海面に浮かずブイのような動きです。ブイの波に揺られている動きを想定していただければ理解できるでしょう。
律動 法
律動法研究会では、世界最高度の手技治療法を修得する治療家養成のため、 セミナーや見学会などを開催しております。 柔整師、鍼灸師はもちろん、眼科、耳鼻科、整形外科、脳神経科など、 各科医師の方にも律動法を応用していただくことができます。 ご本人が治療に真剣であるならば律動法は常時見学を受入れています。 まずはお問い合わせください。
書籍「律動法( 生体律動調整法 )」 只今絶版中
1998年 9月30日 刊行
茂木 昭 著
Ⅰ章 生体律動調整法の基本―骨盤症候の実際
1.生体律動調整法とは
2.椎骨の律動運動現象
3.半身症状分割
4.骨盤症候治療
5.生体律動調整法の基本的診断法
6.筋力テスト
7.筋肉反射テスト
8.自己筋肉反射テスト
9.TLとTRテスト
10.骨盤症候の診断
11.半身症候分割から骨盤症候へ
12.全身診断点(共通診断点)
13.全身診断点から骨盤症候へ
14.骨盤症候から腰椎5番(L5)律動調整
15.再チェック
16.診断前のスイッチングの調整(チューニング)
Ⅱ章 生体律動調整法各論
1.頚椎症候テスト
2.四肢の筋力テスト
3.リスティング
4.臨床的モーション・パルペーション
5.筋力テストのポイント
6.スイッチング
7.TL(セラピー・ローカライゼーション:診断地分析)
8.チャレンジ
9.メジャーの追究
10.L5(腰椎5番のメジャー度)
11.L5メジャーの律動的調整法
12.がんの診断法
13.感染症の診断法
14.疾患別診断法
15.頭蓋骨診断
16.症例
Ⅲ章 基本理論
1.律動運動的変位に対する調整
2.椎骨の律動運動がなぜ感じられないか
3.筋力テスト(AK)によるメジャー検出法
4.深度メジャーとは
5.交互椎パターンとS字側弯パターン
6.望診
7.O-リングテストの問題点(独創か模倣か)
8.筋力(筋肉反射)テストの長所と問題点
9.AKとダウジング
10.治療における気の問題
11.治療家のエネルギーの質と感覚能力
12.治療に対する治療観と心構え
13.治療観と治療技術
Ⅳ章 新しい鍼灸診断法と治療法
1.経絡診断法
2.TLによる選穴および異常部位検出法
3.半身症状分割による鍼灸治療法
Ⅴ章 肋骨症候治療と頭蓋、脳・脊髄治療
1.肋骨症候治療
2.頭蓋、脳・骨髄治療
3.開きリスティングと拡張・収縮リスティング
4.手技的透視診断
5.遠隔治療について
律動法セミナーのご案内
律動法・基礎シリーズ(3回)カリキュラム 毎月第2日曜日12:00~15:00
基礎シリーズの指導目標 律動法とは何か?カイロプラクティック、オステオパシーとは異なる視点からの生体診断により手技治療の最高峰を目指す、あらゆる疾患を治療する手技治療法である。従来の手技治療法においては、骨関節を中心とする運動器疾患が主な治療対象疾患であるが、全身骨格系、頭蓋骨系、脊髄硬膜、脳硬膜を診断対象とすることで、対象疾患が、運動器疾患に限らず、内臓、脳・脊髄系疾患から、現代西洋医学において成果を上げられないADHD、うつをはじめ各種精神疾患の確実な診断法を有し顕著な効果を上げている。 生体の骨格系、内臓系に至るまで人体組織すべてに生体のリズムを伝達する律動現象レベルからの診断により、メジャーとして腰椎5番の律動調整により人体全組織を確実に調整し、回復させる治療法である。計3回のセミナーは基礎的高度手技治療の修得を目指す。この学習により難解な高度のカイロプラクティック、オステオパシーテクニックの修得も容易になる。
第1回 ①究極の手技治療法・律動法の全貌を公開。古代中国の神医・扁鵲の透視診断の再現。正常・異常に筋肉反射テスト、TRテストの実習。各疾患に対するTRテストでの診断法の実際。 第1回セミナーで目指すこと ○律動法での診断から、治療までの臨床手順の公開と透視診断法の実際の公開により、律動法という高度手技治療法の全貌を理解する。 ○TRテストの実習では、AKとは異なる生体組織の確実な正常・異常判定法か可能になり、2回以降の各臨床活用できるようになる。 ○オステオパシー、カイロプラティックでの高度理論も自身の体感による活用ができる。
第2回 ①TRテストの復習②骨盤症候診断③椎間板ヘルニアの診断と治療の実際 ④膝関節症の治療⑤脊柱管狭窄症診断と治療 第2回で目指すこと 1回目のTRテストの復習によりすべての疾患に対する診断能力を養成する。そして基本的疾患の診断法と律動法による治し方の実習をする。この代表的疾患の診断から治療までの実習を通して、あらゆる疾患に挑戦する実力を養成する。
第3回 ①アトピー皮膚炎②婦人科疾患③良性・悪性腫瘍の鑑別④X線微細骨折診断法⑤診断から腰椎5番の律動調整に至る律動法の一連の臨床実習。 第3回で目指すこと 従来、手技治療で効果を上げていないアトピー皮膚炎が瞬時に変化する的確な診断法、多くの疾患の基礎的障害である整形外科学では不能の微細骨折X線診断法、感染症同定法、悪性・良性鑑別法の指導をする。3回のセミナー終了により、あらゆる疾患に対応できる手技治療を体得するための意気込みと情熱を参加者に求める。 基礎シリーズ終了後は、本科ですべての疾患に対する高度手技臨床の修得を指導する。 毎月の本科の月例セミナーの参加資格を得る。生体と精神的全疾患、全疾病に対する現代西洋医学では未知の数々の原因究明診断法の公開と指導により、毎回先進的新たな難病疾患の改善、治癒法を公開、指導をする。本格的に扁鵲的治療法である、生体透視診断法まで伝授する。
脳波の基本 EEG: Electroencephalogram
・鼻根部と後頭結節の中点、また左右耳介前点の中点をCz(vertex)と設定する(zはzeroを意味している)。 ・鼻根部と後頭結節の間、また左右耳介前点の間を10%-20%-20%-20%-20%-10%で分割して電極を配置する方法(10%と20%なので10-20法と表現)。 ・鼻根部から10%後ろがFpz, そこから20%ずつ後ろがFz, Cz, Pz, Ozとなる(Fpz, Ozは電極つけない)。 ・FpzからOzにかけてT3を通る側頭部をまた 10%-20%-20%-20%-20%-10% と分割してFp1,2, F7,8, T3,4, T5,6 , O1,2と電極を配置する。 ・奇数が左、偶数が右を表している。下図がその配置(頭側から見た状態)。 ・前側頭部(anterior-temporal)は側頭部(T)だが、電極はFである点がまぎらわしく注意。同部位は側頭葉内側の活動を特に反映するとされており重要。
導出方法・モンタージュ
1:単極誘導法:MP (monopolar) *基準電極導出法 ・耳朶を基準電極(左A1、右A2)にしてそれぞれの電極との電位差を測定する方法。 ・利点:情報量が多く、全般性の活動のスクリーニングに優れる。 ・欠点:耳朶の活性化の判断が難しい
2:双極誘導法:BP(bipolar) ・2点間の電位差を測定する方法。縦つなぎと横つなぎの方法があります。 ・「縦つなぎ」(通称:「ダブルバナナ」)の場合:Fp1-F3-C3-P3-O1は'parasagittal chain'、Fp1-F7-T3-T5-O1は'temporal chain'と表現します。 ・利点:位相逆転(phase reversal)による焦点の同定が可能。 *施設によってルーチンの表示をMPにする施設、BPにする施設どちらもあると思います。私はスクリーニングをMPで、局在を確認する場合などにBPで確認という方法をとっています。
3:平均基準誘導法:AV(average referential montage) ・全電極の平均値を引いた値が表示される方法。 ・利点:局所性の把握 ・欠点:全般性の活動はマスクされてしまう(このためスクリーニングには不向き)
■設定(特にデジタル脳波計での)
・感度:縦1マスの電位で通常は10μV/mmに設定 ・HF(high cut filter):高周波数フィルターの役割 *私は普段60Hzに設定する場合が多いです(これ未満にはしないようにと教わりました) ・TC(time constant:時定数):低周波フィルターの役割 通常:0.3秒TCを下げると遅い徐波が不明瞭になっていきます。*基線がゆれて見づらい場合は0.1秒へ変更します(私はTCは基本的にいじらないように教育を受けてきましたが) ・REF:基準電極の選び方(上記の単極誘導や双極誘導など)
δ(デルタ)波:0.5~4Hz未満 徐波(slow wave) θ(シータ)波:4~8Hz未満 徐波(slow wave) α(アルファ)波:8~13Hz未満 β(ベータ)波:13Hz以上 速波(fast wave)
・頭蓋骨は電位を大きく減衰させる(1/7~1/10程度) ・頭蓋骨はhigh-cut filterの役割を担う(15Hz程度) ・6cm2以上の脳表が同時に発火しなければてんかん性放電は頭皮上で記録できない
背景活動/後頭部優位律動 PDR: posterior dominant rhythm
・周波数:α帯域、周波数の変動が1Hz以内 ・振幅 ・連続性:持続性がありwaxing and waningを認める ・分布:後頭葉に限局している ・反応性:開眼によるα-attenuation ・左右差:周波数と振幅で左右差がない
いずれかが障害される場合は組織化(organization)が不良と表現する
*若年性後頭部徐波(PSWY: posterior slow waves of youth):正常亜型 α律動とともに2.5-4Hzの高振幅徐波が重なることがあり(単発や散発が多い) 11~19歳(遅くとも25歳まで) *PDRとともに必ず出現・消失する
賦活脳波
1:光刺激 PS: photic stimulation ・正常反応:光駆動(反応) photic driving (response) 部位:後頭部 ・突発活動(photo-paroxysmal response: PPR):特発性全般てんかんで誘発されることがある *PMR(photomyogenic response:光筋原性反応):筋電図(前頭筋や眼輪筋)のアーチファクトが光刺激に同期して出現し臨床的意義に乏しい
2:過呼吸 HV:hyperventilation ・方法:1分間に20-30回の速さで、3-4分間連続して過呼吸を行わせる方法 ・'build up':徐波出現、振幅増大(10才以下では正常、年齢挙がると異常に近づく) →1分以上経過してもbuild upが持続している場合は異常と判断
睡眠脳波
Stage-N1
Small sharp spikes(SSS) 別名:BETS(benign epileptiform transients of sleep) ・波形の特徴:point 50 and 50 低振幅(50μV以下)・持続時間短い(50ms以下)・陰性単相 or 陰・陽二相性*徐波成分を伴わない・常同的・非周期性に出現 両側性片側性いずれもあり *低振幅にもかかわらず広く分布する ・出現時期:入眠~軽睡眠時 ・年齢:成人 20%
POSTS: Positive occipital sharp transient of sleep 睡眠後頭部一過性陽性鋭波 ・睡眠Stage~1 *覚醒度が低下したタイミングで出現 ・波形:陽性鋭波、burst状に出現する場合もある ・分布:両側後頭部に限局する
VST: vertex sharp transients 頭蓋頂鋭一過性波 ・睡眠Stage1(-2) ・波形:高振幅鋭波(周波数:3-10Hz、振幅:100-300μV)・常同性:個人内で波形が変動する・刻々と変わっていくことが多い ・最大点:C3,4中心部 *特に若年者で明瞭
Roving eye movement:F7,F8に認める
*参考:14&6 Hz positive spikes ・正常者の20-60% 主に若年者12-20歳 傾眠期 後部の側頭部・両側性で独立して出現 ・波形の特徴:下に尖っている(櫛型) *時々afterslowがある *14Hzがspindleの様な紡錘状ではない
Stage-N2
Spindle 紡錘波 ・睡眠Stage2 ・波形:周波数14Hz・>0.5sec ・分布:全般性、左右対称 ・最大点:中心部、頭頂部
K complex ・波形:持続時間>0.5sec *VTsと比較すると長い・大きい ・分布:前頭部が最大振幅
Stage-N3
前頭部に大きいθ波 75μV以上(peak to peak)前頭部で記録の20%以上を占める
*参考:Stage N1, N2でてんかん性放電は検出しやすい *逆にREMでは少ない
正常亜型
6Hz spike and wave 別名:phantom spike and wave ・波形の特徴 *一見spike and waveに見えるが、通常のspike and waveは6Hzよりもっと遅い周波数になることが多い 持続は1秒未満 *spikeの振幅が徐波と比べて目立たないためphantomという表現が使われます ・FOLD: Female, Occipital, Low, Drowsy(女性・後頭部・低振幅・入眠期):病的意義なし ・WHAM: Waking, High, Anterior, Male(覚醒時・高振幅・前頭部・男性)→発作と関連あり 年齢:若年成人
Wicket spike ・疫学:30歳以上 中高年(中年以降で出てくるnormal variantは少ないが重要なnormal variant) ・波形の特徴:baselineの活動が乱されない・リズムかわらず出現 after-slowを伴わない *ランダムに出現する(左右同期することはない)
μ律動 ・波形の特徴:中心部に規則正しく10Hz前後・波形の形がμの字に似ている・後頭部優位律動と関係なく出現・開眼で抑制されない・手の運動で抑制(一次運動野の神経細胞がアイドリングしている)
速波の解釈
・生理的なβ波:20Hz前後・'waxing and waning'を認める ・突発活動としてのβ波(PF:paroxysmal fast, rapid rhythm):after slowを伴う ・筋電図:後述参照
発作間欠期のてんかん性波形に関して
脳波=大脳皮質の錐体細胞群でのEPSP(シナプス総電位)の総和 てんかんの病態:間欠期のてんかん性放電の機序 ・錐体細胞の突発性脱分極変位(PDS=paroxysmal depolarization shifts=巨大EPSP)=興奮 脳波のspikeに該当 ・抑制 脳波のafter slowに該当
1:形態的な特徴 ・周囲の背景活動から周波数や振幅が逸脱している ・典型的なspikeは後続徐波(Slow after-wave)を伴う ・波形は左右非対称(立ち上がりが急峻で、下りがなだらかになる場合が多い) *まとめたものが下図になります。
*これらを満たさない場合は典型的な'spike'とはならず、正常亜型の鋭一過性波(sharp transients: STs)と表現することもあります(STsをてんかん性放電とは呼ばない!)。この場合は臨床と合わせての解釈になります。
ある焦点があり、そこから周囲の電極へ波及していく(振幅は焦点から距離が離れるにつれて緩やかに減衰する)のがてんかん性の活動です(下図左)。アーチファクトの場合はこのような電気活動の中心と周囲への波及というパターンをとりません(下図右)。これを理解するためには脳波の電極がそれぞれどの解剖部位と対応しているのかの理解が必要です。
・極波(spike): ・鋭波(sharp wave): 70-200msec *spikeとsharp waveに病的意義の差はないとされている ・極徐波複合(Spike and wave complex: SWC)
*参考:spikeのイメージ ・多くの初学者は「spike」=「発作」と勘違いしてしまっていますが(昔の私もそう思っていました)、実際にはspikeが単独である場合は「発作間欠期の脳波」を意味しています。 ・これは教科書の例えでは、spikeは火の粉で全体が燃え上がっている訳ではなく(間欠期)、それが燃え広がると発作波になると記載があり分かりやすいです。 ・私はspikeは心電図でのPVC(心室性期外収縮)の様なイメージを持っています。つまり、PVCそれだけが単独でポツポツとでていても致死的な心室性不整脈ではないけれど(=間欠期)、PVCがなんらかのきっかけで続いてしまうと心室頻拍や心室細動などの致死的な心室性不整脈になってしまう(=発作)ということです。
・てんかん性放電はてんかん診断の特異性が高い ・1回の脳波検査でてんかん性放電検出の感度は12-50%程度、繰り返すことで感度は上がる ・小児・早期発症・睡眠中や断眠状態などでてんかん性放電を検出しやすくなる ・てんかん性放電の頻度と臨床的なてんかん発作の頻度は必ずしも相関しない(例外 generalized 3Hz spike and wave complex) ・てんかん発作直後にてんかん性放電は増加する(出来れば発作直後に脳波検査をしたい)
耳朶の活性化
MPで「陽性波(下向きの波形)を広い範囲に認めた場合」は耳朶の活性化を疑います。つまり、MPは耳朶を基準電極にしていますが(A1,A2)これらに陰性波を認めると引き算で下向きの波形を認めます。この場合は「BPで位相逆転を確認」→「AVで最大点を確認」で確認します。
アーチファクト
脳波はアーチファクトとの戦いです。前述の通りある焦点があり、そこから周囲の電極へ波及していく(振幅は焦点から距離が離れるにつれて緩やかに減衰する)のがてんかん性の活動らしさを示唆します。つまりアーチファクトでは周囲への波及がない場合、減衰が著しく場合などが挙げられます。以下に「脳波判読オープンキャンパス」で記載のあったアーチファクトのまとめを掲載させていただきます。
分類1:生体(患者)由来アーチファクト
筋電図
・周波数はspikeよりも高周波で、立ち上がりが垂直のことが多い) ・電極と筋肉の対応関係:Fp1,2(前頭筋)、F7,8(外直筋 'lateral rectus spike')、T3,4,A1,2(側頭筋)、O1,2(後頭筋) ・筋電図と判断するポイント ポイント1:立ち上がりが急峻すぎる(40-60Hzくらいのことが多い) ポイント2:基線の変化を伴っている ポイント3:他の部位へ波及していない ポイント4:Czには及ばない ポイント5:個々の波で周波数・振幅がばらばら *高周波フィルターをかけるとspikeに形態が似る点に注意



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